先日購入したダイレクトリールの分解洗浄をしてみました。
分解する前に気が付いたことは、全てネジはマイナスネジなこと。
このあたりにこのリール(NOBBY)の古さを感じます。プラスネジの歴史は1930年以降ということなのですが、それ以前ってことはないと思いますけど、どれくらい前のモノなのでしょうね。
分解清掃にツキモノのネジの固着は幸い無し。
分解してみるとメインギアの周囲には固化したアブラの塊がゴッソリ。
ギアやシャフトの磨耗粉で汚れがありますが、想像していたよりもひどくはない。
パッとみるかぎりはギアやシャフトも致命的な異常はなさそう。
これなら洗浄してグリスアップすれば、大丈夫。とりあえず全ての部品を分解してみて広げてみたのがこんな感じ。
洗浄は、歯ブラシ&CRC。
油はスピニング用のギア用油を使用してグリスアップし、分解とは逆の手順で組立。分解洗浄前はハンドルをまわすとキュルキュル音がしていましたが、無音で回転するようになりました。ハンドルと一緒に回るダイレクトリールの為、慣性で回る時間は少ないですが問題ないと思います。
特に私はベイトリールを殆ど投げたことがないので回転が悪いくらいがちょうど良いかも?
ベイトリールはもともと単純な機構ですが、このリールも初見でも間違って組み立てることもなく、しっかり考えて作られていると思いました。
ちなみに分解洗浄することで、よくわからなかった機構が理解することができました。
ひとつはメカニカルブレーキ。
単純ながらもしっかりしたバネ式になっていました。磨耗する箇所は限られ、耐久性も悪くなさそう。なかなか面白い。
これが使えるのか?については実際に投げて試してみます。写真は撮り忘れました。
ふたつめはオイル供給穴。
最初は?でしたが、爪で引っ掛けてまわすとギアの直下に穴が開きます。
単純ながらもわかりやすい。
あとハンドルを取り付けてあるネジも中心に穴が開いていて油が供給できるようになっています。
ですが、ひとつわからなかったモノがあります。
ギアなどの機構には全く影響はなく、ですが、けっこう目立つ位置にネジでとめてあるので、なにかしらの重要な用途があると思うのですがよくわからない。
見た目は簡易的なマイナスドライバー?でも、真ん中が削られていてそんな風には使えない。
ご存知の方がいらしたら、教えてください。
衝動買いは基本的にはしない。
欲しいと思ってから、多少時間が経過したら買うことが多い。
・・・はずなのですが、こんなのを衝動買いしてしまいました。
PFLUGER(フルーガー)のNOBBYというリール。全然興味なかったハズなんですけど、思わず買っていました。
ダイレクトリールとは、一般的なベイトリールと異なり、クラッチがなくてハンドルを回すとスプールも同時にまわるリール。逆回転もできる。どーいうレベルのものなのかよくわからないし、年式もよくわからないです。見た目で判断すると、けっこう古そう。もしかすると私よりも年上?
それにしても私はダイレクトリールなんてどーするんでしょう?どこまで釣りの分野を広げるんだ?という感じ。
買ってしまったからには、ナマズかバスかわかりませんが使ってやるつもり。
それにしてもロッドがない。いつかトップ用ロッドを作って使ってやろうと思っています。
もともと、どれくらいの価値があるものなのかがわからないのですが、漠然と想像していたよりも高くなかった(3k弱)ので、衝動買いというほどでもないわけですが、思っていたよりもしっかりしている感じ。
機関はボロボロかと思ったけれど、見た目のパーツの欠品や基本的な機能に問題は無さそう。
アルミのボディやスプールに腐食はありますが、致命的なものは無し。
ハンドルをまわすとキコキコ音がしますが、そのまま使用しようと思えば使えるレベル。
金属磨きなどで磨くと逆に見た目が悪くなる可能性があるので、乾いた布で擦る程度にしておくつもりです。
とりあえずキコキコ音はどーにかしたいので、分解清掃はおこなう予定。
治るかわからないけど、開けるのは楽しみ。
日時:5月2日 16:00~18:30
5月3日 14:00~18:45
場所:長野 野池
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