ゆっくりでも止まらなければけっこう進む
Posted by watari - 2012.12.16,Sun
冷たい雨の降る中、南青山にある根津美術館に行ってきました。
嫁さん曰く「だから計画しちゃいけないって言ったでしょ」とのこと。いーじゃん、別に槍やミサイルが降ってくるわけでもないし。。。
目的は特別展の「ZESHIN 柴田是真の漆工・漆絵・絵画」を観るためです。
知ったキッカケはNHKでやっている『日曜美術館』。
前番組の『趣味の園芸』を見た後に続けてよく観ることがあるのです。
そのなかで出てきた漆の映像に驚いたためです。
この数年、変わり塗りをやるようになって漆工芸に興味が出てきたということもあり、一度、ホンモノを観てみたいということで行ってきました。
東京生まれの私ですが、表参道・青山・六本木には全く縁のない生活を送ってきたのですが、こーいうトコなんですねぇ。美術館は非常に素晴らしい雰囲気でした。
さて、是真展。
目的はホンモノを観てみたいということだったのですが、やはり作品の格が感じられました。漆工家ということで、漆の作品は非常に素晴らしいのですが、そのほかで、絵も素晴らしく、観ていると若冲のような遊び心に溢れていて観ていて非常に楽しい作品が多かったです。
また印籠や漆器に施された絵を見ていると「どうやって作ったのか?」なんてことを問いたくなるくらい。超絶的な技巧に対して、そーいうことを問うのは野暮なことなんでしょうけど、美しさの中に不思議さを感じて仕方がなかったです。
個人的に手に取ってみたいなぁ、と思ったのは印籠の百華香籠蒔絵印籠と漆絵画帖。
印籠の花の絵なんて痺れてしまって、何度も観てしまいました。ただ目がアレになってきて細かすぎてよく見えなかったので、今度は単眼鏡を購入しようかと思ってます。なにはともあれ、ホンモノを観ることが出来て良かった。
ちなみに図書館にて柴田是真の本があったので予約済み。
どうやら技巧についての解説も書かれているとのことで非常に楽しみ。
もうしばらくしたら借りられると思うので、それを観て、ちょっとでも変わり塗りに生かせるように出来たらよいなぁ、妄想中。
その後、あまり下調べもしていなかったのですが、常設展も見てみたところ、そこで衝撃の出会いが!!
出会ってしまったのは3000年前の青銅器。
青銅器なんてのは殆ど興味が無かったのですが、目を奪われました。
最も良いなぁと思ったのは中国殷時代や西周時代の青銅器。殷という国はほぼ伝説と言われていた国。驚きでした。
そのうちのひとつが、この根津美術館の入場チケットにも描かれている双羊尊。こいつは嫁さんのお気に入り。
私がコレは!!と思ったのは饕餮文方彜。日本の神輿のようでした。
これが3000年も昔に作られたと考えるとクラクラするくらいの歴史の重さを感じられました。
それともうひとつ。
その時点で、いちおう雨は止み、濡れている道を歩いてみましたが、これがまた立派。
石仏がたくさんいらっしゃって、これもまた良い顔されてた。
今度は青空のときに来たいなぁ、ということでまた機会があったら行こうと思ってます。
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