『はやぶさパワースポット５０』

『はやぶさパワースポット５０』読了。【☆☆☆☆】

題名と表紙に騙されてはいけません。
とてもよく出来ています！！
なんでこんな本の名前にしたんだろ？損してると思う。

とかく企画本というのは、ネームバリューを借りてテキトーに本を作って話題性で売る！！という印象が強いのですが、この本は確かに「はやぶさ」の名前を使ったうえでの企画本ですが、非常に丁寧に作られていまして、いままで読んだ「はやぶさ」本とは違った視点で非常に面白く読めました。

パワースポットというのは具体的には、はやぶさが実験されたり、作られたところ。
ＮＥＣはもちろん、電池や火工品、パラシュートにサンプラーホーンやカプセルを作ったメーカーがパワースポット化されていました。最後のほうにはウーメラやＮＡＳＡ本部まで出てきます。他にもお約束のように飛不動や飛行神社、中和神社ももちろん入ってます。

また面白いのが欄外のヒトコト集みたいなのが付いていまして、そこにはメーカーの方から川口ＰＭまでのコメントが見れます。内之浦宇宙空間観測所の欄外コメントは川口ＰＭだったのですが、「内之浦で美味しいのはタンカンだと思います」とありました。

タンカンってなに？ということで、調べてみたところ「たんかんの果実は濃いオレンジ色をし、果肉は柔らかく亜熱帯特有の香りと風味でビタミンCの豊富なジューシーでヘルシーな果実」とのこと。知らなかった。

とても良くまとめられた本で編者の能力の高さを感じた訳ですが、あえて難点を言えば字が細かい。行間を広くするなら字をデカクして。目がチカチカしてしまいました。

もう一度パラパラと読んでみようと思っています。