ゆっくりでも止まらなければけっこう進む
Posted by watari - 2014.08.30,Sat
『やきものの話』読了。【☆☆☆☆】
ポピュラーサイエンスシリーズ。長坂克己氏編。
古本屋さんをぷらぷらしていたら見つけた本。ぱらぱらしてみたところ、なかなか非常に面白く勉強になりそう、ということで読んでみた。
学問の本というようではなく、科学的なところや歴史的なところ、いろいろな面からやきものを現しています。特に世界のやきものの歴史は知らなかったことがよくわかった。
それにしてもなんだか文章が非常に読みやすい。なんでだろう?と読了後に長坂氏の略歴を見てみたところどうやらこの方、工学者のよう。文章が工学的?で私にとっては読みやすかったよう。本読みも、選り好みしちゃダメだよね。
ちなみに最初に書かれていた「まえがき」が秀逸。一部抜き書き。
「やきものの美しさも、その堅固な強さも、何かの力によって一瞬に砕け散る儚さが潜んでいる有様は、人の運命と何とよく似ていることでしょう。だからこそ私どもはやきものに惹かれるのです」
そうなのです。
やきものは、同じものが二つとない工芸品であり、日常品であり、美術品ですが、どんなに大事に使っていてもいつか壊れる。だからこそ古くから残っているものに歴史を感じてしまうのではないかと思うんです。私がやきものが好きな理由もそんなところにあるような気がします。
古本屋さんをぷらぷらしていたら見つけた本。ぱらぱらしてみたところ、なかなか非常に面白く勉強になりそう、ということで読んでみた。
学問の本というようではなく、科学的なところや歴史的なところ、いろいろな面からやきものを現しています。特に世界のやきものの歴史は知らなかったことがよくわかった。
それにしてもなんだか文章が非常に読みやすい。なんでだろう?と読了後に長坂氏の略歴を見てみたところどうやらこの方、工学者のよう。文章が工学的?で私にとっては読みやすかったよう。本読みも、選り好みしちゃダメだよね。
ちなみに最初に書かれていた「まえがき」が秀逸。一部抜き書き。
「やきものの美しさも、その堅固な強さも、何かの力によって一瞬に砕け散る儚さが潜んでいる有様は、人の運命と何とよく似ていることでしょう。だからこそ私どもはやきものに惹かれるのです」
そうなのです。
やきものは、同じものが二つとない工芸品であり、日常品であり、美術品ですが、どんなに大事に使っていてもいつか壊れる。だからこそ古くから残っているものに歴史を感じてしまうのではないかと思うんです。私がやきものが好きな理由もそんなところにあるような気がします。
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