ゆっくりでも止まらなければけっこう進む
Posted by watari - 2012.03.31,Sat
『宇宙の果てへの旅』読了。【☆☆☆☆☆】
昭和62年の作品。
当時、小学6年生の私が読んでいたら、天文少年になったかも?というくらいわかりやすく、面白い。古臭さは全く感じない。
著者の海部宣男さんは、宇宙観測科学者。
現在、国立天文台を定年されたあとは放送大学でも講義をされていて、軽妙でわかりやすい宇宙について講義は私は大ファン。この3月に放送大学も定年されるそうですが、何か講演か何かがあったら聞いてみたい方です。
その方の書かれた本ということで手に取ったのですが、もう20年以上前に書かれているのですが、全く古臭さを感じさせません。非常に面白い優れたフィクションです。
なぜ科学者がフィクション?というと、宇宙科学を題材にしながらも、光速を楽々と超え、時間さえも遡る『夢』の宇宙観測船「ペガサス号」で宇宙の果てまで巡る旅が語られています。科学的には光速を超えることはありえませんが、それを超えることで語ることのできる世界があるということ。また文中には光を超えることはありえないのだと書いてあるのが、また良いです。
宇宙の旅は我らが太陽系から銀河系、そのお隣(といっても254万光年!!)のアンドロメダ銀河まで。そこには文明が・・・。宇宙における知的生命体と文明の寿命についてまで解説されています。これを読めば、楽しくわかりやすく宇宙の歴史がわかります。名著です。
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