ゆっくりでも止まらなければけっこう進む
Posted by watari - 2013.01.26,Sat
『新しい太陽系』読了。【☆☆☆☆】
国立天文台天文情報センター長である渡部先生の本。
たまにテレビに出てくるけど、とても話がわかりやすい。非常に楽しい方だ。
チョット前。
冥王星が惑星から準惑星に定義が変更された。
新聞では格下げだのナンだのと報道していたけど、渡部先生は、その準惑星の定義付けを決定した最終メンバーの一人。
実際には太陽系外縁天体という枠組みが規定された、ということが、詳しく語られています。太陽系外縁天体ってあんまり聞いたことない、と思ったら、最近になって望遠鏡の技術力があがってきて認識されてきた天体だそうだ。実はこの話は放送大学の海部先生がやっていたので、なんとなくわかっていた話。
他にも太陽系の水・金・地・火・木・土・天・海までの惑星群とその衛星もとても細かく、そして分かりやすく書いてあって最近、宇宙が面白くなってきた私にとっては非常に良書でした。
こーいう本を読んでいて思うのは、我々が認識している世界というのは観測可能な技術力によって変わってきたんだなぁ、ということ。
太陽系や惑星が認識されたのは地動説から天動説へ転換されたおよそ300年前だし、その太陽系が実は銀河系にあるとても平均的な恒星である太陽の周りを回る惑星の集まりだ、という認識は100年前くらい。銀河系だって、宇宙の枠組みからすると普通の銀河だってことが認識されたのは、ちょっと前のはず。
いまの人類の認識は宇宙は137億年のビックバンによって出来たんじゃないか?と思ってるけど、きっとそのうちその先に関してもナニかが見えてくるんじゃないか、と期待しています。やっぱりビックバンの前ってなんなの?って興味があるよねぇ。
やっぱり宇宙はとても楽しいのです。
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