せっかく綺麗に咲いた桜が、雨と風で散ってしまいました。
自然なこととはいえ、ちょっと寂しい。
でも、来年も咲くのを楽しみにしています。
2年前の6月13日。
「はやぶさ」は地球に帰ってきました。
工学実験衛星として、技術を獲得するために必死で帰ってきたのにも関わらず、本番の探査の予算が足りない。タイムリミットが近いのです。
流行り廃りが世の中の常とはいうけれど、個人的に非常に口惜しい思いをしていました。
確かに震災でお金は足りない。
宇宙開発は世の中に役立たないという人もいる。
でも、宇宙開発は将来の投資として必要と思うのです。
技術の蓄積は一朝一夕にはならないのです。
せっかく世界の先端を走りながら、足を引っ張られ、世の中に出れなかった技術はたくさんあります。足を引っ張るのは得意な人が多い世の中です。出る杭は抜かれる。出すぎた杭は抜かれる。そんなことが許されて良いのか。
そんな中でJAXAは正式に寄付を募りました。
人気投票になってしまうから寄付はどうなのか?と川口プロマネは言っていました。確かに開発は人気投票ではありません。日のあたらない開発ほど重要な基盤となります。ですが、私としてははやぶさの映画を観たり、はやぶさ本を読んだりするのも良いかもしれないけれど、でも、ホントに期待していたのはこれからの継続的な宇宙開発。ドキドキと楽しい将来の夢を描きたい。だから、JAXAが寄付を募ったのは嬉しかったのです。
寄付は非常に簡単です。
こちらの頁からインターネットによる寄付ができます。
http://www.jaxa.jp/about/donations/index_j.html
『はやぶさ2』をはじめ、以下のことに個別に寄付を出来ます。
『有人宇宙船/有人打上げロケット』
『「きぼう」日本実験棟の利用』
『宇宙科学研究』
『環境に優しく安全な旅客機』
『未来技術研究』
『地球環境を守るための衛星利用』
『イプシロンロケット』
『宇宙教育』
また『その他、現在募集中の事業すべてに寄附』することも可能です。
はやぶさから受けた事柄は、いまの私にとって小さくないと感じています。
感動もしました。でも、それ以上のことを私に植え付けました。
日常生活も変ったような気がしています。
ちょっとでもお礼がしたくて、ツイッターで気がついたときにはすぐに寄付をしていました。もちろんはやぶさ2も見てみたいけど、他のことにも寄付がしたいなぁということで、私は『はやぶさ2』と『その他の事業全てに寄付』とふたつに寄付をしました。いくらかは内緒。私にしては背伸びした金額です。
これから寄付が広がること。
そして開発が継続されることを期待しています。
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