ゆっくりでも止まらなければけっこう進む
Posted by watari - 2012.05.12,Sat
『ウルトラライトハイキングギア』読了。【☆☆☆☆☆】
本屋さんで表紙に惹かれて、パラパラしてみたところアルコールストーブについて、かなりマニアックに語られているのを確認。図書館で予約して借りてみた。
内容は非常にマニアック。
面白い。
狙い目だったアルコールストーブについても良かったんだけど、それ以上にギアの軽さに対するコダワリが楽しい。
この本の趣旨は、軽くできる荷物を軽くすれば、よりハイキングが楽しくなる、ということ。
荷物が重いようでは、旅自体を楽しめない、というようなことが語られています。
私はハイキングはしませんが、バイクでロングソロツーリングしていた頃、道具を少なくすることと軽量化で、旅の楽しみが大きく広がると感じていました。こんな本がツーリングをしていた頃にあったら、いろんなギアを買って試したくなったかも。
ただし、命に関わるような重要な部分については減らしては駄目だということは重要ですね。
たとえばバイクツーリングであれば、ヘルメットや上着、手袋、安全靴、雨具。そして必要であれば防寒着。ハイキングであれば、防寒着と雨具、そしてテントや寝袋でしょうか?
この春も遭難多かった。たとえ軽くしたいということであっても、はずせない装備が大事であることはかわりません。ちなみにツーリングは結婚してから行っていませんが、そのころの荷物思想に対する思想は初期・中期・後期にわかれます。
初期
殆ど何も持っていなかった頃。
お金もなく、でも若かった。
荷物として持っていくのはパンツとTシャツ、靴下。各1セット。それに銀マット。
あとはツーリングマップとSTB本(ステーションビバーグ)だけ。
夜中寒くて眠れなかったりしたけど、昼寝したりしてた。
中期
働き始めて、時間が無くなったかわりに小金を持てたので、軽量なキャンプ道具を購入。
キャンプサイトでキャンプをして、軽量なランタンやストーブも持っていき、食事を作ったりする。
荷物が増えて便利になった変わりに身軽でなくなり、走ってテントを建てて寝て、という繰り返しになる。
長距離移動が億劫になり、身体の疲労も増えた。
後期
荷物を極力少なくする。あれば便利、というものは持っていかない。
持っていない不便さを楽しむべき、という考え方に変わった。
いわゆるキャンプ道具は夏用の防水寝袋と銀マット。
テントやランタン・ストーブは持っていかない。食事はコンビニや地域色の強い食堂。
寝る場所はSTB復活。たまに道の駅や公共施設の軒下。2~3日に1度は宿やビジネスホテル。
この頃には荷物が極端に軽くなったため、パックロッドも持っていったりしてた。
初期同様、身軽となって行き当たりばったりの旅を楽しんでいました。
中期は、やっぱりガッツリ持って行き過ぎて、その重さに楽しめなかったんだろうと思います。バイクツーリングとハイキングの違いはあれど、荷物を山ほど持っていける車と違った共通性があるのかもしれません。
またこの本を読んでいて強く感じたのは、釣行でも荷物が軽いことが重要だなということ。
釣りを楽しみたいがために荷物を多く持っていくけれど、でも、その荷物のせいで機動力が落ちて楽しみが減じていく、、、というような気が最近しているのです。
これからいろいろ考えて、釣行に持っていなかくても済むものを潰していこうかと思います。
ちなみにこの本のもっとも良かったのは最後にあった自作ページですね。アルコールランプも参考になったけど、キューベンはなかなか魅力的。袋作っちゃおうかしら?
PR
Comments
Post a Comment
プロフィール
HN:
watari
性別:
男性
趣味:
本読み・魚釣り・ハンドメイド
自己紹介:
東京出身川崎在住。
最新記事
(12/28)
(07/30)
(07/24)
(07/23)
(07/17)
最新CM
Amazon
カテゴリー
ブログ内検索
リンク
アーカイブ
カウンター
Template by mavericyard*
Powered by "Samurai Factory"
Powered by "Samurai Factory"