ゆっくりでも止まらなければけっこう進む
Posted by watari - 2014.01.26,Sun
『破天荒釣り師 伝説の名人・近藤市太郎』読了。【☆☆☆☆】
たいがい面白くない釣りの本にしては、珍しく面白かった。
文章がきっちりしていて読みやすい。
文章がきっちりしていて読みやすい。
著者は元記者で現在は翻訳を中心とした文筆をおこなっているとのこと。
ときおり海外の文章にありがちな箴言が混じったりして、村上春樹チックでちょっと気になるけれどそれを置いておけば良かった。
ヘラ釣りの名人といわれる近藤氏の身近で接した著者が聞き取りを中心にそれを文章にしています。ヘラ釣りのことで勉強になるような話も盛りだくさんで、内容は面白いのだけど、名人の話が語られると痛々しい感じになってしまうのは破天荒名人といえども、たかが釣りだからか?これが刀鍛冶とか陶芸家だったら、人間国宝もありえるけど、釣りじゃあねぇ。
自分自身が腕利きの職人でありながら、お金や自分の睡眠を削ることはまだしも、家族、まして仕事よりも釣りを優先させているからこその伝説の名人。全く羨ましさを感じない。当たり前のことで、釣りは趣味であり、楽しむもんであって、上手さを競うことの究極に行ってしまうとそーいうことになるんでしょうねぇ。
この感覚はどこかで感じたことがあるなぁ、と思ったのが、ネトゲ廃人。
釣りの本がどこか面白くないのは、釣り廃人がその目線で書いているから、一般人に通じないからかもしれません。
今日は暖かかったけど、もうちょっと暖かくならないと釣りには行けません。
やはり4月に入ってからのバチシーバスかな。
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