『２１世紀の自由論』

『２１世紀の自由論』読了。【☆☆☆☆☆】

副題は『「優しいリアリズム」の時代へ』。著者は佐々木俊尚氏。

ツイッターでは毎朝選定された情報をアップしているのでお世話になっているし、以前読んだ『「当事者」の時代 』にあったマイノリティ憑依のことはなるほどと感銘を受けた。

今回の題名の『２１世紀の自由論』とちょっとわかりにくいけれど、内容は非常に良かった印象です。

いままで大枠では語られていたようなリベラルだとか、ネットによる情報革命のことをわかりやすく語っていてなるほどと腑に落ちることが多かったです。

特に自称？リベラルが唱えるゼロリスクの幻想、無責任さについてはなるほどと感じました。ゼロリクスって、昔からあるけれどネットやＳＮＳが出てきて目立つようになった気がしています。。

ただすべてのことで腑に落ちているわけではなく、もう何回か読んでみたいと思わせる内容でした。この方の作品はなかなかヤルものが多いからまた読んでみようかと思っています。