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Posted by watari - 2012.12.15,Sat

『ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち』読了。【☆☆☆】


 

人気があるという噂を聞きつけて図書館で予約。
結局、数ヶ月かかって入手。読んでみた。
 
主人公は胸のデカイ眼鏡を掛けた天然で美人古本屋店主。
本の話をするときは雄弁であるが、そのほかでは内気という設定。
ツンデレとはちょっと違うけど、ちょっとした類型ではある模様。
そのうえケガをしていて歩けないで入院中。
 
謎解き系ミステリーでいわゆる変形安楽椅子探偵モノで美人店主さんは病室にいながら謎を解く。訳あって本の読めないニートな男がワトソン役となり、物語はすすんでいく、って感じ。
 
主人公の女店主は、もういろんな意味で「たくさん盛り込んでみました~、サービスしてるでしょ~」的な人物造形で、個人的にはゲップが出てくる感じ。個別キーワードは立っているのかもしれないけど、物語にはあまり貢献しない。良くあるパターン。
アニメ作品にしたら、きっと喜ぶ人はいるだろう、と思っていたらドラマ化でしたか。さらに陳腐化しそう。
 
読みながらなーんかどこかで読んだことがあるなぁ、と思っていたら途中で思い出した。
きっと「配達赤ずきん」でも、しっかり覚えてないから自信なし。
 
あれも本屋さんの美人店員さんが、いろんな問題を解決するって話だった気がする。でも、あのほうが読んでいてスッキリしていたなぁという記憶が。きっと設定に無理がないんだと思う。なにしろこの本は設定を盛り込み過ぎだ。
 
ちなみに元本屋店員の嫁さんに「配達赤ずきん」に似ているという話をしたところ「最近、本屋に媚びを売る本が増えた」とのこと。
なんで?と聞くと、本屋大賞のせいじゃないか、って。
なるほど!!確かにその考察はありかもしれない。
 
古本屋さんの場所は北鎌倉、店主の入院先は大船中央病院、ということで私にとっては懐かしい場所ではあるんだけど、それに余りある違和感であれれれ?という感じでした。
 
とりあえず後半からは、雰囲気が変わってくる部分も見え隠れしていたので、いちおう2巻目も予約予定。また数ヶ月後だろうけど。
 

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