ゆっくりでも止まらなければけっこう進む
Posted by watari - 2009.10.10,Sat
『天使たちの探偵』読了。【☆☆☆☆】
いつのころに読んだのか忘れてしまったけど、面白かった印象の残っている探偵沢崎シリーズ三部作。
知らなかったけど短編集と続編があったのですね。ちなみに気が付いたのが古本屋さんの100円本棚。2冊並んでいたの本の両方とも買ってきました。
で、今回読んだのは短編集。
ハードボイルド系のアメリカ作品は正直私に合わないことが多いのですが、この沢崎シリーズに関しては面白い。
何が面白いかというと困るのだけど、ハードボイルドにアリガチな奇想天外な感じやバイオレンス系な感じが少なくて、日本の警察や暴力団をうまく使ったリアリティのある探偵という職業を想像しやすいためだと思います。
もちろん私は探偵にお世話になったことも知り合いもいないから、探偵のリアリティがなんなのかわかっているわけではないのだけど。
今回は題名からあるようにちょっと問題のある子どもたちの絡んだお話。
いつもは翻弄する側にまわる沢崎が、子どもに翻弄されています。
どの短編も最後は全てが完全に決着するわけではなく、かといってソツなく伏線を回収してあって後味も悪くなくまあまあな決着。そこがまた良いのです。やはりアメリカ的ではなくて日本的です。
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