『山釣りのロンド』

『山釣りのロンド』【☆☆☆☆】

 

ブックオフでは毎回周るコーナーがあるんですけど、そのなかのひとつに１００円棚の釣りコーナーがあるんです。だいたいどのブックオフ（神奈川・東京・長野）に行っても、ほとんど同じような面白くなさそうな本が並んでいるんですが、たま～に見たことの無いモノや掘り出しモノがあったりするので、それを１０５円にて買ってきて読んだりしているわけです。

どーいうわけか釣りの本というのは面白くないものが多いのですが、最近は期待過剰で読まないように・・・と思って読んでいます。

で、この本は見たことの無い釣り本でしたので買ってみました。テンカラを話題をした本。けっこう珍しいのでは？

どうやら元新聞記者さんが書かれた本のようで、釣り馬鹿の書いた本とは違って、とても読み良いうえになかなか面白いことが書いてあります。さすが職業文人。釣りにこだわらず自然についての考察も書かれていて、釣果を競うような極めた釣りではなくイイカゲンな釣りをしているというところも個人的には共感がもてたりしました。期待していなかっただけに良かったです。

大空いっぱいの赤トンボは私も見てみたいです。