ゆっくりでも止まらなければけっこう進む
Posted by watari - 2011.12.03,Sat
『思い出をきりぬくとき』読了。【☆☆☆☆☆】
嫁との共通の趣味は本好きなところ。
だけど、共通の好きな作家さんは少ない。
その数少ない1人に「11人いる!!」や「トーマの心臓」の漫画家「萩尾望都」がいます。ウィキペディアには「少女漫画家の神様」と書かれていますが、私も嫁も共通の見解として「少年漫画とか少女漫画の枠を超えた存在」と認識してます。
最近は殆ど漫画を読まなくなりましたが、高校時代に勧められて読んだときの印象はいまでも覚えてます。いまの萌えとかは理解できませんが、この方の漫画は上質な小説にも劣らない作品性を持っていると思っています。
で、今回の本は萩尾望都が書いたエッセイ集。
書かれたのは結構前(70年代後半から80年代前半)で、それをまとめて文庫化したのがつい最近(2009年)というところ。
漫画ではなく、まとめられた言葉を読むのは初めてでしたが、その感性というか着眼点というか思想というのはさすが。古さを感じさせない文章も凄いなぁ。
文中では萩尾さん御自身は直感的感性と書いていたけど、心理に対する俯瞰的な論理性は凄い。普通の人(たとえ作家でも)はエッセイの中でこのようには書けない。さすがだと思いました。なかなかこーいう文章は読めない。他にもないか探してみよう。というか久しぶりに萩尾望都の漫画読んでみようかな。
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