ゆっくりでも止まらなければけっこう進む
Posted by watari - 2008.02.17,Sun
池波正太郎氏の小説には、美味しそうな食べ物がよく出てきます。
どこかの料理漫画の大袈裟な表現と違ってその描写が良いのです。絶品とか美味しいとか当たり前のことなんて書かれていないのですが、食べたくなってしまうのです。鬼平の「本所の五鉄」の軍鶏鍋がどんなもの食べてみたいと常々思っていました。
基本的に私は食道楽でもグルメでも食通でもないのです。ですが、和食・洋食で12ヶ月間の池波氏の食卓はどれも美味しそうで食べてみたくなってしまいました。なかなか良い企画本だと思いましたが、どーせだったら池波氏が存命の間に本人に書いて欲しかったなぁ。この本の著者である自称池波氏の書生さんの文章を読むと、池波氏の文章が如何に良いのかがよくわかります。池波氏は下世話なことだと嫌がったのかもしれないけれど。
この本は帰りの通勤電車の中で読んだのですが、お腹が減ってしまって仕方がなかったです。罪作りな本でした。
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