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Posted by watari - 2014.03.30,Sun
『語られざる中国の結末』読了【☆☆☆☆☆】

著者は宮家邦彦氏。
外務省出身。中国大使館にもいたことがあるとのこと。

たまたまFMラジオを聞いていたところ、コメンテーターで面白いことを言っている人がいるなぁ、と思ってたところ、その人が最近本を出したってことで調べてみて借りてみた。けっこう人気があるようで、予約時は15人くらい並んでた。

13年11月出版のため、現時点での状況をしっかり分析してある。ただやはり元官僚ということで、状況分析、今後の予測ということはいくつか項目にわかれて書かれているんだけど、著者本人がどうなるかの予測はない。

どうなるかわからないから、パターン分析をしてみたよ。
判断は自分でしてください。という感じ。さすが元官僚。

当然、この2年の間で中国は大きく状況が変わり過ぎているということもあり、今後の予測をしても恥をかくだけの可能性が高いと思う。

私も11年の震災直後、その翌年の12年にそれぞれ2週間だけ中国に行っているけれど、いまの状況とは全く違ってしまっていている。

その当時は、人件費の上昇ということは予想されていたけど、こんなにもなるとは考えていなかったハズ。今後の日本の会社としても中国との付き合い方次第で、傾くか傾かずに済むか、というところが出てくると思う。

個人的になるほどと思ったのは、中国は他国の言うことを聞く国ではなく、内部的に変化するしか動けない国ということなので、ポイントとなるのは台湾にあるとのこと。台湾で独立派が政権交代したあとから中国の対外的な冒険が始まったという指摘もなるほど。

さて、この本の出版では無かったことが1点。

最近の台湾では学生運動が盛り上がっている。どのようになっていくかでこの数年の中国が見えてくるかもしれないということで、注目していくことにする。

あともうひとつはサイバー戦のこと。

最近、自衛隊でも専属部隊が出来たとのニュースが最近あったけどこれも非常に重要なポイントなんだと思う。実際の殺し合いの戦争は表層の動きであって、裏では見えないサイバー戦争が行われていくのが、これからの戦争かもしれない。中国としてはそれが勝機と思っている可能性もある。

ただ中国は不安定であることにはかわりない。

ちなみに本書では民主化した後の中国のほうが日本にとって危ないとのこと。
エリート独裁であれば反日を抑えることも可能だけど、民主化すれば人気獲得のための反日は日常化する可能性が高いとのこと。そーいえば、そーだよなぁ。

優秀な人の書いた文章ということで、非常にわかりやすく書いてある。

ダラダラと長ったらしく書かれるとわかりずらいところを箇条書きでまとめをしてあるのは良かった。 断言的な決め付けがないだけに中国のことを考えてみたい人にとっては面白い本だと思う。 結論だけ知りたい人は読んだら消化不良かも。個人的には面白かった。


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