ロッドビルド（グリップ）－その３

グリップ固定の最終章。相変わらず回りくどい長い文章だぁ。

リールシートの固定については単純な作業で簡単ですが、この作業中にロッドの性質を決めてしまう重要部分があるので注意してください。

その重要な部分というのはブランクに対するリールシートの向きです。

カーボンブランクにはスパインという曲げに対して硬い部分と軟らかい部分があります。これは製造工程上できてしまうものらしく、リールシートの取り付け方次第でロッドの性質が変わってきます。そのため、リールシートを付ける前にロッドを自分で曲げてみてスパインを探してリールシートがロッドのスパインに対してどこを向くかどうか検討してください。

但し、この部分はネットでも参考書でも様々な意見があり、どれが本当に正しいのか不明です。投げやすくなるとかや感度優先など様々なロッドの特性により、選択されるようなので正しいことなどないかもしれないのです。私は何本か作った経験から曲にくい方を背にしてリールシートを固定しています。

今回はフロントグリップを回転させて、リールを固定するタイプなのでカーボングリップをリールシートのフロント部にとりあえずちょいちょいと接着。こいつには専用のアーバーがあるのでそれでクリアランスを埋めて２液接着剤にて固定します。


ちなみにこの箇所もガイドを付けてあるとロッドに組付けられなくなりますので気をつけてください。間違える方はいないと思いますけれど。

とりあえずこれでグリップは終了。リールをつけて見ました。
どーでしょう？