ゆっくりでも止まらなければけっこう進む
Posted by watari - 2007.04.16,Mon
いま和竿を作っている魚花さんはカシュー塗りをしているのですが、私はいろいろと悩んだ末にウレタンコーティングにすることにしました。
カシューにしなかった理由はいくつかあります。
まずは乾燥時間が長いこと。
170センチほどの長い竿を長時間乾かす場所がないのです。
今回は竿全体をコーティングしますので、ロッドドライヤーのようにいくつか支点となる台のうえに置いて乾燥させることもできません。物干しに吊るすることも考えましたが、それもちょっと無理そうでした。
その点、ウレタンならば20分ほどで触れても問題ない程度には乾燥します。
もうひとつは竹の色が若干変わってしまうということです。
カシューの透明色には「ネオクリアー」・「クリアー」・「淡透」・「透」と4色あるのですが、最初の方から順に色が濃くなり「ネオクリアー」が最も色が薄く、「透」がカシュー樹脂本来の濃褐色の色味で最も濃い色なのですが、ネオクリアーでも色があるのです。
私としては出来れば、竹そのものの色のままの「竹竿」にしたかったので、無色透明なウレタンを使うこととしました。
あとは汎用性です。
今回は竹竿に使用しますが、そのほかにも無塗装カーボンブランクや随分前に作ったランディングネットにもコーティングしようかと考えています。
それともうひとつ。
最後の理由は苦手意識です。。。
数年前にカシューを使ったことがあるのですが、そのときは知識不足で薄めずに筆塗りをしてしまって厚塗りになってしまい、乾燥しなくてシワシワになってしまったことがあったのです。
最終的には泣きながら削り取ったのですが、塗装面の下のほうはまだ硬化していなくて、品物もろともボロボロにしてしまったことがあったのです。
魚花さんから教えてもらったとおり、カシューの薄め液でウスターソース並みに薄めて塗れば大丈夫ということはわかっていたのですが、やはり潜在的な苦手意識が残っていまして、やめておきました。
ウレタンはいろいろと調べた結果、「エンジンウレタン」というラジコンエンジンのコーティングに使うウレタンにしました。
2液混合タイプです。近所のプラモデル屋さんで買ってきました。
いろいろと書いていたらコーティング作業のことまでいくまでに長くなってしまいました。工程についてはまた後日書いてみます。
カシューにしなかった理由はいくつかあります。
まずは乾燥時間が長いこと。
170センチほどの長い竿を長時間乾かす場所がないのです。
今回は竿全体をコーティングしますので、ロッドドライヤーのようにいくつか支点となる台のうえに置いて乾燥させることもできません。物干しに吊るすることも考えましたが、それもちょっと無理そうでした。
その点、ウレタンならば20分ほどで触れても問題ない程度には乾燥します。
もうひとつは竹の色が若干変わってしまうということです。
カシューの透明色には「ネオクリアー」・「クリアー」・「淡透」・「透」と4色あるのですが、最初の方から順に色が濃くなり「ネオクリアー」が最も色が薄く、「透」がカシュー樹脂本来の濃褐色の色味で最も濃い色なのですが、ネオクリアーでも色があるのです。
私としては出来れば、竹そのものの色のままの「竹竿」にしたかったので、無色透明なウレタンを使うこととしました。
あとは汎用性です。
今回は竹竿に使用しますが、そのほかにも無塗装カーボンブランクや随分前に作ったランディングネットにもコーティングしようかと考えています。
それともうひとつ。
最後の理由は苦手意識です。。。
数年前にカシューを使ったことがあるのですが、そのときは知識不足で薄めずに筆塗りをしてしまって厚塗りになってしまい、乾燥しなくてシワシワになってしまったことがあったのです。
最終的には泣きながら削り取ったのですが、塗装面の下のほうはまだ硬化していなくて、品物もろともボロボロにしてしまったことがあったのです。
魚花さんから教えてもらったとおり、カシューの薄め液でウスターソース並みに薄めて塗れば大丈夫ということはわかっていたのですが、やはり潜在的な苦手意識が残っていまして、やめておきました。
ウレタンはいろいろと調べた結果、「エンジンウレタン」というラジコンエンジンのコーティングに使うウレタンにしました。
2液混合タイプです。近所のプラモデル屋さんで買ってきました。
いろいろと書いていたらコーティング作業のことまでいくまでに長くなってしまいました。工程についてはまた後日書いてみます。
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Comments
無題
確かに長いブランクをそのまま塗装すると、乾燥させる場所が大変ですねぇ。私も今回の竹竿は3つのパーツに分かれているからやり易かったようなものです。
私はウレタンと言えば釣具屋に売っているナガシマの2液性ウレタンしか使ったことがないのですが、ラジコン用のエンジンウレタンというのは名前は聞いていました。使い勝手がどんな感じか興味ありますし、今後の工程を楽しみにしております。
私はウレタンと言えば釣具屋に売っているナガシマの2液性ウレタンしか使ったことがないのですが、ラジコン用のエンジンウレタンというのは名前は聞いていました。使い勝手がどんな感じか興味ありますし、今後の工程を楽しみにしております。
無題
私の作業場はタマの寝床との相部屋(?)なので、あまり長時間強い臭いがするというのも問題だったのです。
ウレタンはシンナー臭はしますが、昼間の間しばらくタマを締め出して換気すれば、臭いも夕方には取れますしね。
エンジンウレタンはネットで巡回しているところでみつけました。竹との相性も良く剥げにくいとのことですし、マタギさんのカタログにもありましたのでカーボンロッドとの相性も良いのかなと思いまして(笑)
ウレタンはシンナー臭はしますが、昼間の間しばらくタマを締め出して換気すれば、臭いも夕方には取れますしね。
エンジンウレタンはネットで巡回しているところでみつけました。竹との相性も良く剥げにくいとのことですし、マタギさんのカタログにもありましたのでカーボンロッドとの相性も良いのかなと思いまして(笑)
無題
確かに、カシューは臭いがきついです。私の作業部屋はパソコンを置いてあるので家族みなが使うのですが、長時間居るとシンナー中毒(って、なったことないけど)みたくなって頭が痛くなります(マジです)。
私も、カシューを塗り前に先にウレタンを塗った方が良いとか、書いてあるサイトを見つけたのですが、面倒なのと櫻井釣具の店員さんの言うことを信じて(笑)、ふぐ印の新うるし一発でやることにしました。テープくらいでは剥がれたりはしませんけどねぇ(笑)
私も、カシューを塗り前に先にウレタンを塗った方が良いとか、書いてあるサイトを見つけたのですが、面倒なのと櫻井釣具の店員さんの言うことを信じて(笑)、ふぐ印の新うるし一発でやることにしました。テープくらいでは剥がれたりはしませんけどねぇ(笑)
無題
テープで剥がれるという記述にはちょっとビビリました(笑)
油が浮いている状態や竹の表面のツルツルした状態でカシュー塗ったりしたんですかね?その場合はなんとなく剥げるような気がします。
そーいえば、私はシンナーでテンションがあがってしまったことがありました。高校時代の学園祭の看板塗りのときです(笑)数人で訳もなく笑ってました(笑)アタマが痛くなって気持ち悪くなった奴もいました。人によるようです(笑)
油が浮いている状態や竹の表面のツルツルした状態でカシュー塗ったりしたんですかね?その場合はなんとなく剥げるような気がします。
そーいえば、私はシンナーでテンションがあがってしまったことがありました。高校時代の学園祭の看板塗りのときです(笑)数人で訳もなく笑ってました(笑)アタマが痛くなって気持ち悪くなった奴もいました。人によるようです(笑)
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