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Posted by - 2024.04.26,Fri
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Posted by watari - 2015.01.17,Sat
年明けてまだ半月ですが、いろいろ巡ってます。
なかなか良い展示会を回れています。

①古田織部展

カタログには「織部とは何者か?」没後400年。銀座松屋で開催。

古田織部は戦国時代の武将。秀吉に取り立てられ、利休の茶の湯の弟子であり、武家茶の湯の始祖で、天下の茶人。だが、大阪夏の陣にて家康に切腹を申し付けられ自刃。非常に謎めいた人物であることは知っていた。

だけどやっぱり個人的に興味があったのはやはり織部焼。特徴的すぎて、あまりちゃんと見たことがなかったけどこの機会に見てきました。

展示は第1章と第2章に分かれていて、第1章は武人であった古田織部を形作ったというような桃山美術工芸、第2章では利休亡き後の茶人織部のゆかりの茶道具が展示されていました。

気になったのは、茶碗に始まって水指、茶釜、など形が様々で、非対称的な形状、というより歪でゆがんでいながら、でもあまりトリッキーではない暖かい。きっとその当時の茶道具の中では際立っていたんじゃないかな?と感じました。非常に面白い。個人的にはねずみ志野の茶碗と、三日月の形をした皿が良かったです。 

 ②ボストン美術館 ミレー展
副題は「傑作の数々と画家の真実」。
三菱一号館美術館で開催。

いわゆる「落穂拾い」や「種をまく人」の人。今回は「種をまく人」が来てました。あまり予備知識なしで行ってきたわけだけど、なんだか空がやけに薄暗い。

どちらかというと日本であればちょっとすると雨が降りそうな感じ。中国であればPM2.5な空。ヨーロッパの空はよくわからないけれど、種をまく時期はこんな空なんだろうか?

個人的には森の中の池という絵が日本にはないような森の雰囲気でよかった。

③博物館に初もうで
近世水墨画の最高傑作、国宝「松林図屏風」期間限定で特別公開!
東京国立博物館で開催

トーハクは国宝展で行ってきたばかりだけど、期間限定で長谷川等伯の松林図屏風を展示しているということで行ってきました。けっこう混んでたけど、しっかり見えました。あーいうのは構図を決めたり、練習したり、下書きしたりするんだろうか。偶然出来たにしては出来すぎだし、でも、練って出来たものとも思えない。西洋画とはまた違った意味での完成度。すばらしい絵でした。
国宝ではないですが、伊藤若冲の群鶏図屏風もあって見応えがありました。トーハクはやっぱり楽しい。常設展だけ見てきたので、次回はまた東洋館も見に行かなきゃ。

④動物礼賛
   カタログに「時空を超えた奇跡の出会い大英博物館から双羊尊がやってきた」
開催は根津美術館。
未年にちなんで、根津美術館のチケットにも書かれていてマスコットのような存在である双羊尊。その世界で2例しかない片割れの大英博物館の双羊尊がやってきたということで、今回一押し展示で行ってきた。

やっぱり青銅器は凄いのよ。伊達に3000年くらいの時間がたってない。かといって古いだけで凄いわけじゃない。デザインが凄い。いまの人間にこんなぶっ飛んだ作品が作れるのか?と考えたくなってしまう。現代美術どころの飛び方じゃないや。是非、あの力強さ。ナマで見ていただけるとわかると思う。
個人的にはトラを模した青銅器。人間を懐に抱え、守っているのか今まさに咥えようとしている瞬間か。なにしろトラに対する畏怖が感じられた。他にも楽しい作品は多いけど、やっぱり青銅器は必見。図録も購入してしまいました。


とりあえず年明け2週で回ったのはこんな感じとなります。一番良かったのは青銅器かな~。他にも見たい展示会がいくつかありますので、また見たら感想を書いていこうと思ってます。
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