ゆっくりでも止まらなければけっこう進む
Posted by watari - 2014.12.27,Sat
『「はやぶさ2」の大挑戦』読了。【☆☆☆☆☆】
副題は「太陽系と生命の起源を探る壮大なミッション」。著者は山根一眞氏。メタルカラーの時代は何冊か読んだ、はず。
たまにメディア(ラジオ)に出てきて、はやぶさや、はやぶさ2のことを喋っているのを聞いていると、興奮しすぎて間違ったこと話しちゃったりして、心の中でオイオイオイ・・・と突っ込みどころが多々ある感じの山根さんですが、この作品はなかなか好感持てました。
なにより良かったのは得意技のインタビュー中心の編成。
技術者や科学者がメインとなる作品で、そのまとめ方も非常にうまい。そーいえば、メタルカラーの時代もそーいう編成だった。
ただ山根氏の特徴のひとつに、なにかよくわからない現象を身近なことにに例えて説明しようとすることがあると思うんだけど、決め付けはよくないけれど、これって文系の方に非常にありがち。
たまにメディア(ラジオ)に出てきて、はやぶさや、はやぶさ2のことを喋っているのを聞いていると、興奮しすぎて間違ったこと話しちゃったりして、心の中でオイオイオイ・・・と突っ込みどころが多々ある感じの山根さんですが、この作品はなかなか好感持てました。
なにより良かったのは得意技のインタビュー中心の編成。
技術者や科学者がメインとなる作品で、そのまとめ方も非常にうまい。そーいえば、メタルカラーの時代もそーいう編成だった。
ただ山根氏の特徴のひとつに、なにかよくわからない現象を身近なことにに例えて説明しようとすることがあると思うんだけど、決め付けはよくないけれど、これって文系の方に非常にありがち。
現象をわかりやすく説明しようとして、例え話にするのだろうけど、それって往々にして間違った理解をしてしまう、という危険性もあると思うんです。本質的な理解は殆どしていないから、ちょっと現象がズレると全く応用が利かない。好奇心で読むこの本の理解くらいなら、別に良いんですけど、仕事や教育だと大いに困る。
頭がチリチリと悲鳴を上げても現象は現象として捉えて正確に理解しようとする、わからなかったらわからないことを理解しないといけない、というのは科学者や技術者の理屈かもしれません。JAXAの人は賢いので違うことに対してははっきりと違う、というので良いですけどね。
頭がチリチリと悲鳴を上げても現象は現象として捉えて正確に理解しようとする、わからなかったらわからないことを理解しないといけない、というのは科学者や技術者の理屈かもしれません。JAXAの人は賢いので違うことに対してははっきりと違う、というので良いですけどね。
個人的には西山さんや森さんのインタビューは非常に面白かった。こんなマニアックな話をそのまま載せることの英断に拍手。
あまり注目されないような方のコメントも丁寧に拾っているし、ネタとして面白いことも多い。なかなか面白く読ませてもらいました。
ひとつ大きな難点としては目次がみにくいこと!!
これは編集者が悪かったのかもしれませんが、どの項目に誰のインタビューを使っているのかがまったくわからないこと。いろいろな方が出てきたりするので、そこで目次にはしなかったのだろうか。これじゃ読み返したいときにわからんです。
ひとつ大きな難点としては目次がみにくいこと!!
これは編集者が悪かったのかもしれませんが、どの項目に誰のインタビューを使っているのかがまったくわからないこと。いろいろな方が出てきたりするので、そこで目次にはしなかったのだろうか。これじゃ読み返したいときにわからんです。
あとは、今後もはやぶさに注目していただけるようメディアに出てもらいたいですけど、あまりテキトーなことを言わないようにしてもらいたいことですね。今後も著作は楽しみにしています。
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