ゆっくりでも止まらなければけっこう進む
Posted by watari - 2010.11.24,Wed
『つれ釣れなるままに』読了。【☆☆☆】
最近は電子書籍関係やノンフィクションばかりで、小説もエッセイも読んでない。
ちょっと気楽に釣りのエッセイでも読んでみようかなと、手に取った本。
読んでみると気楽どころか殺伐とした雰囲気。
いままであまり経験したことのないような攻撃的な文章。直木賞受賞した方というけれど、よっぽど荒んだ人生なのか、それとも文筆者としての芸風なのか?
死んだ魚を売っている魚屋は、魚屋ではなく魚肉屋。
切身を買ってくる嫁は離縁しろ。
磯釣り師は外道。恥じて死ね。
オキアミを使う船釣りも外道。
25年前の本ですので、そのころの釣りの雰囲気は私は知りませんが、ココまで来ると笑うしかないというトコロまで罵倒しています。この方のヒトトナリはわかりませんが、罵倒文をずーっと読んでいるのはあまり気持ちの良いものではないものです。
文章は人間を現すともいいますが、私自身は文章と人格とは別と思っています。立派な文章や素晴らしい小説を書く人間だって、ヒトデナシはたくさんいると思うのです。
文章はあくまでも文章。
それでも、こーいう文章を読むと、もしかするとそれは違うのかなぁ、なんて思ってしまったりします。
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