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Posted by watari - 2013.12.08,Sun
『やきもの百科 鑑定の入り口』読了。【☆☆☆☆☆】


著者は中島誠之助氏。

最近、桃山時代の茶碗が美術展で発表されることが多く見る機会が多かったです。国宝もこの秋だけでも3客(『志野茶碗 卯花墻』、『大井戸茶碗 喜左衛門』、『樂茶碗 不二山』)見ています。

ただ知識不足で色々とよくわからなくなってきているところもあり、ネットで調べても知識が繋がりがなかったので本を探していました。

で、いつものように図書館を散策。
中島氏の本は、一度読んで面白かったので探してみたところ面白そうな本を見つけたので借りてみた。

この本のスタイルとしては、1テーマを2頁。
どうやら何かの冊子に書かれた本らしい。なんでも18年に渡って書かれているとのこと。継続は力、という言葉がありますけど、力がないと継続できません。

内容も良い。説明がしっかりしているうえに簡潔でわかりやすい。知識を持っていないと書けない文章だと思う。あともうひとつは愛情もなきゃ書けないだろうなぁ、とも思いました。

まず最初は国宝9種類。
見たコトあるのは、やっぱりこの秋に見た3種類。

一度見たいのは縄文土器の「縄文雪炎(じょうもんゆきほむら)」。なんて凄まじいカタチをしているんだろう。曜変天目茶碗も一度見たいですね。ちなみに年明けには、美術展がありそうなので見れる、かも。

そのあとは伊万里の風景として、有田、伊万里、鍋島などの焼き物の話。
知っていたようで知らなかったこともわかってよかった。

次項からは日本各地の焼き物や、焼き物の種類。
行ったことのある場所や、知っている焼き物についても書かれていたけど、全く聞いたこともない焼き物もあったりして興味深い。横浜にも焼き物ってあったんだね。戦争の空襲で工場、後継者含めて無に帰したとは。。。

焼き物を○○焼というカタチで続けていくというのは、なんとなく当たり前のように思っていたけど、実は企業経営にも似て本当は難しいことなんだということも感じました。

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