『アンブロークンアロー―戦闘妖精・雪風 』

『アンブロークンアロー―戦闘妖精・雪風 』読了。【☆☆☆☆】

神林長平作品。雪風シリーズ第３弾。

戦闘妖精雪風改になるまえの旧版を読んだのは高校時代だったと思います。
その言葉と機械に対峙する世界感は、機械系本読みである私はハマッテしまう作家です。読むたびにその思考が楽しめる。

もともと雪風シリーズは「敵はジャムだ」という言葉のみが前提にある哲学的思考戦だったのですが、今回はさらにそれを過酷にした戦い。過酷だったのは物語だけではなくて、私も通勤電車の中で途切れ途切れに読むにはかなりハードな本でした。ただし最後まで読みきったときはの爽快感はやはり神林節であります。

もっとたくさん書いて欲しい作家ですが、まだ読み終えてない作品もあるので、いそがず楽しみながら読んでいきたいです。