ゆっくりでも止まらなければけっこう進む
Posted by watari - 2011.08.28,Sun
『テンカラ釣り放浪記』読了。【☆】
20年以上前に書かれた釣りに関するエッセイは、誰の影響かわかりませんが無駄に攻撃的で読むに耐えない本が多いのですが、テンカラ釣りというところに惹かれて性懲りも無く読んでみました。
結果惨敗。本好きなこの私が珍しく超飛ばし読み。
もう言葉もなくヒドイ。
テンカラのことなんて、ひとつも心に引っかからなかった。
あまりの酷さにどこの出版社かと思ったら「つり人社」でした。
もうね、なんというか、残念です。
いろいろ書くと私の心が荒むので書かないつもりでしたが、あえていくつか。
パラパラとしか読んでいないのに関わらず日本の内水面の釣りを滅ぼしたのは日本人なんだな、ということを強く感じました。
それも釣り人だけではなく、地元の人間も含めて。
特にそれを感じたのは、釣りをする人に対する地元の人間の言葉。
「そんな釣り竿で釣るより毒持ってこい」
その方が効率的だ、ということなのでしょう。いまでこそ禁止されていると思いますが、地元で魚を捕るには毒を流すのが普通な時代があった、ということです。きっと湧いてくる雲霞と勘違いしていたのでしょう。取り戻せない自然なのです。
釣り人として、残す必要のある悪文化なのかもしれませんが、ひどくがっかりしてしまう本でした。
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