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Posted by watari - 2013.08.10,Sat
『バーにかかってきた電話 』読了。【☆☆☆☆】

ススキノ探偵青年編、3部集の第2部。
大泉洋主演で映画化された「探偵はBARにいる」はこの作品が原作。
ややこしいが第1部「探偵はバーにいる」はこの作品のちょっと前を扱ってる。
 
映画化されると原作をいろいろと改変することが多いのだけど、この作品の場合はほとんど同じ。
でも、ひとつ重要と思われる部分を映画では書かれていない気がする。
 
主人公は探偵で生計を立てているわけではなく、ギャンブルで生活している。
探偵はBARにいる、といいながら、彼は趣味?で探偵をしているわけだ。
それでいて、やられたらやりかえす。職業的な勘があって、人間関係は特殊だ。
 
日本の全てがフィクションのようだったバブル時代であることを差し引いても、この設定に意味があるのかな?主人公に名前がないことからも、生活感を感じさせないことが目的なのかもしれないけれど、小説から滲み出るリアルは遠のいている気がする。バクチで生活してる、ということが小説として書かれていたとしても嘘くさい。
 
第一作はラストに向かって、チカラ技で無理ヤリ感タップリでウンザリしてしまった。
 
この作品でも、ラストで無理やりながらも、それはヒロインが持っている特性?ということで筋は通っているので、読みやすいかも。でも、ヒロインの突き抜け方はちょっと微妙だよなぁ。いくら殺された旦那のカタキを討ちたくても、こーいう風にやるかねぇ?いくら職業柄、演技派といっても、ココロがスグに折れそう。漫画でもこんなストーリーはない。
 
でも、映画では大泉洋の演技力・表現力に助けられてのかもしれないけれど、ある程度はうまくいってた気がする。引き続き、続編があるということで、そちらもとりあえず読む予定。
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