ゆっくりでも止まらなければけっこう進む
Posted by watari - 2007.09.30,Sun
『ピアニシモ・ピアニシモ』読了。【☆☆☆☆☆】
辻氏の処女作である「ピアニシモ」のトオルとヒカルとその世界観のみを残し、新たに書かれた「ピアニシモ・ピアニシモ」。
「ピアニシモ」を読んだのは10数年前の高校1年のときで、その瞬間はその瞬間なりに感じることが多かったのですが、私自身30を過ぎて改めて作られたこの作品を読むと、あのころの自分を見るようで正視できない気恥ずかしさがあります。
でも、自分の奥底に流れる感情や思いはなかなか変えることができず、私の中心に居座っているわけで、その部分はこの物語を読むことでまた揺り動かされたりするわけです。無理やり動かされることは不愉快なことかもしれないけれど、本を読んで動かされるのはなんだか清々しい感じ。けっこう久しぶりです。心を動かされるということは本読みの醍醐味ですね。
個人的には読んでよかった。でも、人にはあまり薦めることはできないかもしれません。「クラウディ」もこのレベルでの書き直しがあるならば読んでみたい。
この本を読む今の時代の中学生・高校生はどんなことを思うのだろうね。
聞いてみたいような、知りたくないような不思議な感じです。
「ピアニシモ」を読んだのは10数年前の高校1年のときで、その瞬間はその瞬間なりに感じることが多かったのですが、私自身30を過ぎて改めて作られたこの作品を読むと、あのころの自分を見るようで正視できない気恥ずかしさがあります。
でも、自分の奥底に流れる感情や思いはなかなか変えることができず、私の中心に居座っているわけで、その部分はこの物語を読むことでまた揺り動かされたりするわけです。無理やり動かされることは不愉快なことかもしれないけれど、本を読んで動かされるのはなんだか清々しい感じ。けっこう久しぶりです。心を動かされるということは本読みの醍醐味ですね。
個人的には読んでよかった。でも、人にはあまり薦めることはできないかもしれません。「クラウディ」もこのレベルでの書き直しがあるならば読んでみたい。
この本を読む今の時代の中学生・高校生はどんなことを思うのだろうね。
聞いてみたいような、知りたくないような不思議な感じです。
PR
Comments
Post a Comment
プロフィール
HN:
watari
性別:
男性
趣味:
本読み・魚釣り・ハンドメイド
自己紹介:
東京出身川崎在住。
最新記事
(12/28)
(07/30)
(07/24)
(07/23)
(07/17)
最新CM
Amazon
カテゴリー
ブログ内検索
リンク
アーカイブ
カウンター
Template by mavericyard*
Powered by "Samurai Factory"
Powered by "Samurai Factory"