ゆっくりでも止まらなければけっこう進む
Posted by watari - 2013.02.24,Sun
『俳句入門-初級から中級へ-』読了。【☆☆☆】
ふと気が向いて俳句のことを調べたいと思って読んでみた。
なぜ読んでみようと思ったのかといえば、祖母の持っていた季題集(俳句の季語が載っている本)をもらったから。これがあれば俳句を作ることができるかも?というわけ。作者は高浜虚子の孫。
読み始めて感じたのは、非常に文章が読みやすいということ。
流れるように文章が頭に入ってくる方がいる。リズム感というか、言葉を発したときの空気を吸うタイミングというか。
人気小説家であっても、こーいう文章を書く人は少ない気がする。
文章を口から言葉を発する人ならではでないか、と思う。
俳句とは、2つ大事なことがあるとのこと。
ひとつは、5・7・5の17音であること。
ふたつは、季語が入ること。
他にも空想して書かないとか、季語を重ねてはいけないとか、余韻を残すとかいろいろあるみたい。17音で現すために省略することが大事とのこと。
作者は伝統的な季題や定型を守った高浜虚子の孫らしく、非常に保守的。素人からすれば、かなりカタイ。ただルールがしっかり語られていたので、俳句の「いろはのい」くらいはなんとなくわかった気がします。
あと気が付いたのが、言わんとすることを言わずに言うこと。
とても日本的で直接言わずに婉曲的に言ったり、感じさせることが重要なんでしょう。
ちなみに17音という短い言葉で世情を現すのであれば、もっと短い表現で世界を現せるものがあったと気が付きました。
それは数式。
数学や物理も非常に美しいものが多い。
E=mc2なんてこれが宇宙の理、と言われているんだからホントに凄いよなぁ。理解できるかどうかは、また別のことだけれど。
話はズレたけど、俳句入門を読んで、進んでやってみたい、と思うかといわれればちょっと微妙なところ。日本人の良いところも悪いところも含んでいるような気がして、まだそこまで枯れ切れない。
ただやってみたいという意識を持ちつつ、もうちょっと調べてみようかな、と思う。
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