『外道楽』

『外道楽』読了。【☆☆☆☆】

釣り場で狙いの魚と違うものが釣れるのが外道。
美味しい外道もいるけど、毒を持っていたり見た目が悪いと食べないで邪険にリリースされるのですが、そのような存在である外道たちを「食糧危機のための対策」（？）として、食べてみようという『磯・投げ情報』という雑誌で不定期連載企画モノを本にまとめたものです。

雑誌での企画モノということで、脈絡がなかったり、それぞれのツナガリがわかりにくかったりしたものの、部分的にはなかなか優秀。なかなか面白かったです。電車の中で笑いをこらえて鼻をつまんだのは久しぶりでした。

個人的には絶賛だったゴンズイとハコフグ（フグでも無毒。だけど自己責任と書いてあった）は食べてみたい。ボラも大評判だったなぁ。湾奥のはちょっと遠慮したいけど、三浦だったら美味しそう？

ただヒトデ、アメフラシを食べるというのはいかがなものか？文中にもあったけど外道ですらない。
怖いもの見たさの悪ノリ企画だなぁと思っていたのですが、読んでみてビックリ。ヒトデが偽ウニ、アメフラシが偽ナマコとはかなり意外。