『失われた世界』読了。【☆☆☆☆】
以前から読みたかった本のひとつ。
初見は小学校時代の教室の本棚にあった子ども用の本。
確か題名は「生きていた恐竜」だったような。。。(Amazonで調べましたが出てこないので違うようです)
この本と「ツタンカーメンの謎」(これも違うようです)は何度も何度も読み返していました。子どもながらに歴史ロマンとファンタジーの本が好きだったのだと思います。
ちなみに、どちらの本も『読むたびに死んだ人の数が変わる』という都市伝説(学校伝説?)があったので、毎回指折り数えながら読んでましたが確かに毎回違っていた記憶があります。本好きなクラスメート同士で「今回は○人だった」とか、「俺が読んだら○人だった」とか。
いまになって思うに、夢中になって読んでいるうちに数え間違えるというのがホントウのところなのでしょうが、自分で言うのもナンですが子どもらしい無知で残酷な伝説です。
で、最近になって「生きていた恐竜」というのはコナン・ドイルの「失われた世界(原題The Lost World)」ということを知りまして、どこかで読んでみたいと思っていたところ古本屋で発見。読んでみました。
コナン・ドイルといえば「シャーロックホームズシリーズ」を思い浮かべますが、さすが人気小説家の作品であり、そのうえ時代の研鑽を受けた作品でした。
小学校時代に読んだ本は読んだという記憶はあるのですが、記憶力が悪さからか恐竜が出てくること以外の内容は覚えていませんでしたので、非常に楽しく引き込まれて読んでしまいました。設定の古さも確かにありますが、それが現代には絶妙なスパイスとなっているように思えました。ただ個人的にはラストは猿人殲滅戦よりも恐竜のことでオチを付けて欲しかったなぁ。猿人絶滅させちゃうところも時代ですね。
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