『奥様とマダム』

『奥様とマダム』読了。【☆☆☆☆☆】

本日は友人の結婚式で名古屋遠征。

行きはちょっとだけ省コストにぷらっとこだまで、早起きしてのんびりと本を読みながら行きました。

読んでいたのは辻仁成氏が『女性自身』で連載していたエッセイ。
辻氏本来の良さは、節操なく変わり続けることだと私は思っているのですが、今回もなかなかの変わりっぷり。『女性自身』という女性向けに雑誌で書かれていただけあって、いままでにない雰囲気の文章でした。ですが、私としては中学高校の頃の深夜放送でＤＪをやっていたころの辻氏に通じるあるものがあって、なんだか懐かしい気がしました。

内容的には奥さんの話（中山美穂さんのこと）とその子どもの話。それに現在、住んでいるフランスの話が中心で、辻氏の日常を語られています。なかでも辻氏の子どもが夢中になっているジャニーズに対する感想にはちょっとタマゲましてニヤケテしまいました。結局、行きのこだまの中でイッキに読み進めて読み終えてしまいました。個人的には非常に面白かったです。

かれこれ辻氏に関しては、ロックバンド時代からラジオ、それに小説、映画まで１５年以上いろいろと追いかけていることになりますが、これからもどんどんと変わり続けることを期待したい。いたるところで叩かれているのも見ますが、それもまたよし。彼の場合はそれを糧として、さらなる飛躍が期待できますので。私はこれからも単なるミーハーファンとして彼のことを見続けたいと思っています。