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Posted by watari - 2013.06.16,Sun
『宇宙をうたう』読了。【☆☆☆】

副題は「天文学者が訪ねる歌びとの世界」。
 
著者は海部宣男先生。国立天文台名誉教授。
野辺山の電波望遠鏡やハワイのすばる望遠鏡の建設の中心人物。
 
ちょっと前までは放送大学の宇宙関連で授業をされていたんだけど、それが非常にわかりやすく面白かった。wikiで見たら去年放送大学も任期満了で退職されているようだ。いまは国際天文連合の会長をされているそうだ。
 
この本は1999年に書かれていて、海部先生の専門外であるはずの歌(詩や和歌、俳句、現代詩)まで、さまざま宇宙に関連する詩について書かれている。もともとの文章は平易で読みやすいこともあるけど、知識の幅広さに驚く。国を代表する知識人、というものはこーいう方のことを言うのだろうなぁ。
 
歌については、日本はもちろん中国などの外国とも比較されているのだけど、やはり日本はあまり星については歌うことは少なくて、多いものは月。たしかに月の存在感は空のなかでは抜群だけど、星に対する中国やギリシアの考えの深さには及びも付かない。
 
特に宇宙を読むべき暦の存在は、日本では7世紀に中国から輸入した暦を補正もなしに江戸時代まで使い続けたそうだ。

長期間の観測もしてこなかったし、誤差が生まれたとしても疑問を持たなかったのだろう。天文、というのは直接的に人間の役に立たないという人もいるけど、人間としての根源的な好奇心から必要なもんだと思うんだけどね。
 
ただ最近話題にもなったけど藤原定家明月記のなかで超新星爆発(かに星雲)の記述が見つかったりしていることもわずかなりにもあるみたい。海部先生は定家の好奇心の成せること、と書いているけど好奇心は確かに大事だ。

正直、細かすぎて付いていけないところもあったけど、読んでいて心地良くなるのが海部先生の文章。他にもいろいろ著作があるので追いかけてみるつもり。


 
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