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Posted by watari - 2013.06.22,Sat
嫁さんからコレに行きたい、と言われたときは全くピンとこなかったのですが、絵本「スイミー」を描いた人と言われれば、私にもわかりました。
 
実家の裏が図書館だったので、私は自称図書館育ち。
絵本は大好きでしたが、そのなかでも「スイミー」は好きな絵本でした。
でも、子どもでしたから作家名なんて覚えちゃいませんです。
 
DSCF9443_640.jpgとりあえず原画展ということだし、行ってみるか?
と、行ってみたところ、これが思っていたよりも良かったのです。
チャチャと観終えるかと思っていたのに、18時過ぎに入場して2時間近く観てたかも。
 
どの絵も子ども用の単純な絵なんだけど、シンプルながらも味わい深く、でも細かくみていくと不思議な絵柄になっていたりして、奥深いチカラを感じました。
 
レオ・レオニは、いろいろな画法で絵を描いているのですが、そのなかでも私が気に入ったのが、コラージュという紙や布を張り付けて絵を作る技法。

その画法で「ねずみ」の絵本を描いているのですが、その絵がとても良いのです。それに絵のチカラもあるのだけど、話の内容も30をトウに過ぎた大人の私が聞いていても、心が動くようなお話で非常に良かった。
 
DSCF9447_640.jpgDSCF9446_640.jpg思わず英語版の「アレクサンダとぜんまいねずみ(英題:Alexander and the wind-Up Mouse)」を買ってきてしまいました。

翻訳版は日本唯一にして無二の専業詩人である谷川俊太郎氏でありますが、英語が出来ない私でも読めるくらいのわかりやすい英語だったので、英語版にしてみました。

ミュージアムショップでは、基本的にはポストカードくらいしか買わないのに私にとっては珍しいこと。この本は絵も話も非常に気に入りました。
 
DSCF9448_640.jpg嫁さんも1冊購入。
こちらは「はまべにはいしがいっぱい(英題:On my beach there are many pebbles)」の英語版。

鉛筆画で描かれていてコラージュとは全く異なる雰囲気ならも、こちらも深さを感じることのできる内容です。
 
ちなみに子どもの頃好きだった、と思っていた「スイミー」ですが、ミュージアムで読んでみたところ、かなり内容は忘れてしまっていました。
起承転結の起→結くらいしか覚えてなかった感じ。
でも、今回読んでみて、今回の展示でレオ・レオニのことを初めて知ってみると、このスイミーという本はかなり思想的というか政治も含めた奥深い話なんだなぁ、と感じました。
 
でも、もちろんそんなことは子どもにとっては関係はありません。フィクションの中に様々な意味を込めることができ、万人に受け入れらる作品性・芸術性が優れた作品だ、ということなんだと思います。
 
他にも処女作である「フレデリック」、それと色鉛筆で描かれた「さかなはさかな」も良かったなぁ。ちなみに「さかなはさかな」の魚は見た目はブラックバスみたいだった。アメリカで活躍してた作家さんだから、日本人がフナを描くようなものだったのかもね。
 
渋谷Bunkamuraミュージアムで今日が初日。
8月4日までやってるいるとのこと。
絵や絵本に興味あれば、観に行って損はないかと思います。
 
 
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