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Posted by watari - 2012.12.01,Sat

『生命はなぜ生まれたのか―地球生物の起源の謎に迫る』読了。【☆☆☆☆】


 

ツイッターでもフォローしている高井研氏の著作。
一度、JAXAの矢野氏との講演会にて話を聞いたが、地球生物学者、宇宙生物学者と名乗られていた。私が講演を聞いたときは独立行政法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)に所属されていたが、最近JAXAに所属されたらしい。
パッと見ただけじゃ学者らしくない、といえばそうだけど、何か湧き上がるエネルギーは話を聞いていて楽しい方であった。専門は、深海や地殻内といった地球の極限環境に生息する微生物や生物の生理・生態や、その生態系の成り立ちと仕組みの解明とのこと。
 
関西弁交じりの軽いノリで生命起源について語られるが、けっして簡単な内容ではない。
むしろかなり理解するのは難しい。丁寧に読み進めたつもりだったが、途中からわからなくなった部分もある。
 
生命の誕生には様々な説があり、まだ解明できていないことが多いとのこと。
そのなかでも高井氏は深海熱水孔が生き続けることの出来る生命体を生んだだったのではないか?との立場を取っている。
これは最先端であり、そのなかの有力な説とのこと。
また学問としても微生物学だけではなく、地学的、化学的な総合的な知見にも基づく。
 
実際に生命工学の最先端を簡単に理解なんて出来るわけもないけれど、
でも、その雰囲気を感じ取れるだけでも、この本を読む価値がある。
 
もし高井氏のシステムに則って生命が誕生したとすれば、明らかに全宇宙には生命は誕生するはず。火星探査(キュリオシティー)もおこなわれているけれど、個人的には生命の痕跡は発見されるんじゃないかと思ってる。もしかすると火星表層ではなく最深部には生命がいたっておかしくないとも思っている。JAXAの生命探査ターゲットである土星衛星エンセラドスも含めて、実は生命が満ち溢れてる!?という調査結果が出てくるかもしれない。これからの生命探査が非常に楽しみ。もちろん地球生命体の起源についても解明されることを期待したい。
 
 
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