ゆっくりでも止まらなければけっこう進む
Posted by watari - 2007.12.22,Sat
長かった~。でも、良かったです。
いつかは読んでみたいと思っていたのですが今までその機会がなく、また古本屋でも、まとめて売っていないということもあり、読めないでいたのです。
小学校くらいから戦国武将モノの中でも『真田十勇士』や幸村・昌幸の話はお気に入りでした。少数の兵で多数に打ち勝つ。負けると分かっていても死地に赴く。痛快さや憧れを抱いて読んでいたのです。
そのなかでも池波正太郎の『真田太平記』は読まずにきたのですが、幸い自宅最寄の図書館の片隅でまとめて置いてあったのを発見し、順々に借りて読むことができました。図書館感謝です。全巻イッキ読みというわけではありませんでしたが、ひとつひとつゆっくりと楽しませてもらいました。
16巻、全ての巻で見所があり、まったく飽きさせない手腕はさすが。
話が飛び飛びになっても、破綻無く物語に没入できます。
そのなかでもあえてひとつの印象に残った場面をあげるとするならば、大坂冬の陣にて幸村が家康に突撃するシーン。このシーンは他の本でも見せ場として読んだこともあるはずなのですが、池波調の抑えた文章に血湧き肉踊ってしまい、年甲斐もなく電車の中で熱くなってしまいました。
読者の一人として、物語の主人公の幸村の最期は決まっていたこととはいえ、非常に残念であり寂しい気がしてしまいました。
そのシーンから余韻を感じさせるラストまでの流れも良かったです。
ちなみに個人的には昌幸・幸村・信之の3人の中では信之に惹かれます。これは私の性格的なものなのかもしれません。
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