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Posted by watari - 2014.05.18,Sun
『角川春樹句会手帖』読了。【☆☆☆☆☆】

ツイッターで誰かが褒めていたので読んでみようと思った。
なるほど面白い。

角川春樹がコカイン事件で懲役を終えた直後(04年)からスタート。

角川春樹氏に俳句を習うという企画を立案した福田和也氏とその弟子?の著者(佐藤和歌子氏)とゲストにより、俳句を作ってそれを角川春樹氏に見てもらっている会を文書化した本。

角川春樹氏はその言動から胡散臭い奴という印象がいままで強かったのだけど、言葉に対する感性はサスガに鋭く見直した。ただ部分的には変な言葉(UFOだとか?)あるけど、著者によって上品にまとめられている印象。

また出版社の経営者だったということもあるかもしれないが、素人の私にもわかりやすい言葉を使うし、説明もうまい。

言葉は過激でぶっとんでいるけど、でも、伝わるということがとても重要。特に俳句の本は、詳しい方しか読まないということもあるし、説明するのは野暮という考え方もあるのか、伝えるということに対して努力をしていない気がする。この本はわかりやすかった。

また解説文が印象に残ったためいくつか自分用に書き残しておくこととする。

・俳句は相対的な文芸。俳句の評価は読手が完成させる。

・俳句は引き算の文芸。言葉に意味を持たせようとするからただの報告になる。

・状況説明だから脱却せよ。
 俳句は日記ではない。起きたこと、思ったことを単に報告しても仕方がない。
 喜びや怒り、発見など、感情のうねりを動機とし、その1点に焦点を絞るべし。
 だから、どうした?ということになりがち。

・説明臭い、理屈っぽい言葉は詩情を殺す。
 「意味がわかる」ことではなく「気持ちが伝わる」ことを目指すべし。

・動詞を省略せよ
 動詞が悪目立ちすると焦点がぼやけてしまう
 名詞や他の言葉で省略可能かどうか、考えよう
 足し算ではなく、引き算を。

・季語の有無や数にこだわりのではなく、その必然性に注視するべし。

・切れ字や終止形は俳句のメリハリをつけるのに有効。ただ詠嘆が過剰になるのは逆効果。

ただ読んでて自分に合うような師匠を見つけられるか?また優れた読み手のいる句会に参加できるか?などが上達のキモなんだろうなぁ、という気はする。個人的には句会はまだまだという気がするので、とりあえず私はソロツーリングのようにのんびりと続けることとしようと思う。
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