『釣魚研究 シーバス』

『釣魚研究　シーバス』読了。【☆☆☆☆】
 

１２年前の本。
いわゆる一般的なシーバスの本と違っています。

４章に分かれていて、作者は４名。
私の知っているのは毛鉤作家の備前貢氏のみ。
備前氏も含めて、職業釣師やスポンサーの付いているお抱え釣師でもないので、利害のない本音が書かれて面白かったです。

内容は以下。
「内浦湾・狩野川・南伊豆のシーバスゲーム」
「タイリクスズキの生態と影響」
「シーバスタイイングの基本と応用」
「河川におけるシーバス研究」
東京湾と違うことと、１０年以上前ということも面白かったこと。

この本で印象に残ったのが『釣魚研究』と謳うだけのデータ量。
釣り人は記憶とイメージの生き物ですが、データをコレだけ取るということは大変だったのでしょう。このように本に載っているのはいままで見たことなかった。タイリクスズキの考察や、タグ＆リリースの実践、フライタイイングもなかなか面白いことが書かれていました。

知らないことが多くて、なるほどなぁ、でした。

それにしてもＡｍａｚｏｎが高い。私も古本で購入しましたが３００円。普通に会えてよかったです。