ゆっくりでも止まらなければけっこう進む
Posted by watari - 2007.07.14,Sat
『Op.ローズダスト』【上・下】読了。【☆☆☆☆☆】
福井晴敏作品。
いままでの『ダイス』モノとパラレルワールドでつながっており、耳慣れた福井氏の創作用語が使われています。
主人公はまたしてもおっさんと若者。いつものワンパターンながらも飽きさせずに読ませる力量は、この設定に対しての執念深ささえ感じてしまいます。
テロリストやその黒幕たちのの動機がやけに薄弱だったり、体制側の対立により警察側がテロリスト側に都合良く弱すぎたり、それにたいしてテロリストが極端に強すぎたり、マルロクの作業玉とおっさんの関係が読後もよくわからなかったり、いろいろと破綻しながらも、そのギリギリの切先をイキオイでなんとか走り抜けたような爽快感がありました。
個人的には好きな作品です。お台場の徹底破壊が脳内にインパクトを起こしたのかも。ラスト脱出の子犬のくだりとかラストシーンのローズダストは個人的にはどーかなとは思いましたが。。。
この作品でもそうでしたが私としてはおっさん側のハムの脂身のおっさんの方に感情移入できました。あとは緑川課長がかっこよかったですね。最初は全然目立たなかったけど途中からいきなり輝いてました。テロリスト側にもうすこしだけ現実感があったら、良かった気がします。
さて、福井氏のライフワークとなってきた『ダイス』モノ。
ここまでデカイことをやった次がどーなるのか気になるところです。
期待しております。
いままでの『ダイス』モノとパラレルワールドでつながっており、耳慣れた福井氏の創作用語が使われています。
主人公はまたしてもおっさんと若者。いつものワンパターンながらも飽きさせずに読ませる力量は、この設定に対しての執念深ささえ感じてしまいます。
テロリストやその黒幕たちのの動機がやけに薄弱だったり、体制側の対立により警察側がテロリスト側に都合良く弱すぎたり、それにたいしてテロリストが極端に強すぎたり、マルロクの作業玉とおっさんの関係が読後もよくわからなかったり、いろいろと破綻しながらも、そのギリギリの切先をイキオイでなんとか走り抜けたような爽快感がありました。
個人的には好きな作品です。お台場の徹底破壊が脳内にインパクトを起こしたのかも。ラスト脱出の子犬のくだりとかラストシーンのローズダストは個人的にはどーかなとは思いましたが。。。
この作品でもそうでしたが私としてはおっさん側のハムの脂身のおっさんの方に感情移入できました。あとは緑川課長がかっこよかったですね。最初は全然目立たなかったけど途中からいきなり輝いてました。テロリスト側にもうすこしだけ現実感があったら、良かった気がします。
さて、福井氏のライフワークとなってきた『ダイス』モノ。
ここまでデカイことをやった次がどーなるのか気になるところです。
期待しております。
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