『BORN TO RUN 走るために生まれた』

『BORN TO RUN 走るために生まれた』読了。【☆☆】

クリストファー・マクドゥーガル著。裸足で走ることが身体を痛めない、という本の中で薦めていたので読んでみた。だけど、読みにくいこと、このうえなし。

話の筋がどこにあるんだか、よくわからなくなるような流れで捉えにくい構成。これって翻訳に問題があるのか、それとも原文自体がオカシイのかよくわからないけれど、もっとちゃんと要約していたら面白かったんじゃないかな。

個人的に知りたかったのは、いまのスポーツシューズのことについて。弾力のある靴になってきてから人間は足を故障するようになったということ。

走っているわけではないけれど、最近、足の調子がおかしいのでちょっと気になっていたのです。踵へのダメージは所謂高い靴のほうが大きいということらしい。これから裸足で走ると良いのだ、という論理につながるらしい。

それと走る前のストレッチには故障防止に意味がないということ。これって偶然だけど、今週のＮＨＫの「ためしてガッテン」もやっていた。身体を動かすということは未だにわからないことが多いのだなぁ。

ただ走って狩りをしていた狩猟時代は人間の生活習慣病がなかった、走れば病気知らずで健康になる、みたいな記述については先日読んだ糖質制限と一緒で平均寿命が異なるということを認識していない感じ。

本文じたいは微妙な感じだったので思いっきり流し読みだったけど、この文章の本質だけまとめるような本があると良いかな。