『China 2049』

『China 2049』　読了。【☆☆☆☆】

１５年９月に出版。マイケル・ピルズベリー著。

元々アメリカで中国の専門家（チャイナウォッチャー）として活躍されていた方が書いた本。

アメリカの視点で書かれているため、中国のこと、アメリカのことが透けてみえて面白い。中国人はうそを付くことに抵抗はない。その点、アメリカ人はうそを付くことが平気ではない。中国の専門家として、その点をアメリカ側に説明をしているのだけど、その点はかなり特異なところと説明をしている。

日本人からの中国観とアメリカ人からの中国観とはかなり違うなぁ。ちなみにこの本には書かれていないけれども、日本人はうそも方便でたま～にうそをつくわけだ。民族によっていろいろと違うのも当たり前のようでそれはそれで不思議。

中国の１００年覇権計画のことは非常に興味深い。

破綻するかそれとも成立するか。私の寿命のあるうちにわかるかどうかはわからないけれども、どちらに転んだとしても日本も影響を受けるわけでなるべく波風立たずに成立してもらえれば良いなぁと思っています。