はやぶさが地球にリエントリーしたのが去年の6月13日22時51分。もう1年になりますね。
それを記念しておこなわれた日本スペースガード協会および三輪田学園主催の「はやぶさ地球帰還1周年記念講演会」に行ってきました。
「はやぶさプロマネ」の川口先生、「はやぶさ2プロマネ」の吉川先生、「HAYABUSA Back To The Earth」の上坂監督、IES兄こと細田先生など、スペシャルな役者の揃った講演会でした。ここまで一堂に会することってないのでは?
そのうえ「HAYABUSA Back To The Earth」帰還バージョンの上映や、はやぶさに関連した音楽を作られたミュージシャンによる生演奏など4時間の長丁場で超盛り沢山でした。
「HAYABUSA Back To The Earth」の通常バージョンは相模原博物館のプラネタリウムで観ましたが、帰還バージョンは今回初めて。やっぱり良かったです。
全てのことを網羅するようなことは書けませんが、印象に残った言葉をメモを取ったので、それをいくつか。
・「はやぶさ」はこれからの科学探求のあり方、人々に応援されながらやっていく科学の進め方のひとつなのではないか?
・「はやぶさ」によって世界初に挑戦することのすばらしさと難しさ、そして現代における真の冒険の重要性がわかった
・アポフィスという隕石が2029年の地球接近の軌道によっては2036年に衝突するかも?これは本当のことでスペースガード協会としては今後も観測を進めているとのこと。2036年だったら、まだ私も生きてそうだ。
・「はやぶさ」では科学の無限の可能性を感じたが、福島原発では科学の限界を目のあたりにしている。その両極端のことを我々は感じている
・はやぶさ2では生命の起源を探査する。もしかすると我々は地球に孤立しているわけではないかもしれない。その英訳の「We are not alone」そして、その後に何気なく書かれていた「No pain, No gain」という言葉に目が惹かれた。
・コンビニで野菜ジュースを買ったら、店員に「砂入ってるといいですね」と言われた。
今回のような催しモノがいつまで開かれるかわからないけれど、これからもアンテナを高くして参加したいです。
・福島原発:科学で備える事は沢山あったはずなのに、限界のかなり手前で手を抜いた結果だと思う。
現状からの復旧という意味での“科学の限界”は同感。
・No pain, No gain:はうっ!内角高目直球、、、(汗)。
・野菜ジュース:私が買った立場だったら感涙モノ。。。
1年かぁ。。。
1年経つんだなぁ。。。
1周年記念という人もいるし、
一周忌という人もいるでしょうね。早いモノです。
ちなみにアポフィスは地球に落下したら
wikiいわく「数千km2にわたり大きな被害」ですからねぇ。
しゃれになりません。
それに、もしそんなところに原発があったら。。。
冗談で隕石落下したらどーする?なんてことを
言っていたことがありましたが、どちらも現実。
今後、設計者はどーやって安全率の設定して
設計すれば良いのでしょう。困ってしまいます。
落下に耐えられないとすると、やっぱりスペースガードが必要。
となると宇宙分野に投資することは将来を救うことになるかも?
さっきCSでアポフィス衝突回避プロジェクトをやってましたよ。
① アポフィスの公転軌道上に衛星を打ち上げ、正確な位置を割り出す。
② 上記①のデータに従って、地上からアポフィスに向けて別のロケットを打ち上げる。
その名も“インパクター”。
…これ以上、説明の必要はありませんね(爆)。
隕石落下は想定内なのかな~、なんてことを考えてしまいました。
ちなみに先日の講演会では被害のあるような隕石は
100年に1回くらい落ちてきているそうです。
1000年に1度の地震と比べてよいかはわかりませんが。
ただ落ちてきたら「想定外なこと」に変わりはないので、やっぱりガードしないと駄目なんでしょうね。
はやぶさ2のプロマネの吉川先生はスペースガードの
専門家でもあるとのことで、はやぶさ2でもインパクターで
表面にクレーターを作るような実験もやるようですよ。
人間の技術の進歩が間に合って欲しいですね。
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