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Posted by watari - 2014.12.07,Sun
そろそろぐるっとパスが2カ月。11日でラストなので週末最後になってしまいました。
というわけで締めというわけでいくつか行ってきました。


○上野毛・五島美術館『存星-漆芸の彩り』

「存星」(ぞんせい)とは、中国からもたらされた唐物漆器のこと。一種です。その中でも稀なるものとされた漆芸品とのこと。

パンフレットを見る限りは、地味な感じであまり期待してなかったんですが、実際に見てみるとその細やかな細工に驚愕。これを見た当時の日本人は中国の技術力に驚いただろうなぁ。

真似をしてみようと思うことすらできないくらいの細かさで、写真では伝わらない漆芸品でした。写真だと地味なんですけど、ホンモノは凄かった。


○日比谷・出光美術館『仁清・乾山と京の工芸 風雅のうつわ』

京焼の始祖の野々村仁清、尾形光琳の弟の乾山の名前は知っていましたが、作品をちゃんとは見たことありませんでした。

展示として仁聖、乾山の初期京焼からだんだんと色絵としての京焼になった経緯も含めて展示されています。

個人的に印象に残ったのは、比較展示されていた景徳鎮の小さな器。季節の草花が描かれていてこれが素晴らしかった。仁清・乾山を観に行ったのになぜ?ということになるかもしれないけれど、良かったから仕方ない。

ちなみに次に良かったのも、これも比較展示されていた仁阿弥道八の桐の葉を模した皿。良かったです。


○日比谷・千代田区立日比谷図書文化館『陶磁の道 研究の半世紀 三上次男コレクション陶片展』

出光美術館の陶片展示がいつも面白くて、そこにパンフレットが置いてあったので行ってきました。地味~と言われるヒトもいると思いますが、陶片って面白いのですよね。残っている完品だけではなく、陶片からわかることもあります。

三上氏は陶磁器研究者で1987年没。
その研究テーマは貿易によって器の交流があった海の道を「陶磁の道」だったとのこと。世界各国の陶片が並んでいて非常に興味深い展示でした。他にも日比谷で発掘されて江戸時代の火事で捨てられた陶片も良かった。あーいうのって面白い。

ちなみに日比谷公園内にある日比谷図書文化館も面白そうな図書館で家が近かったら入り浸ったりしそう。時間のあるときにまた行きたくなる図書館でした。
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