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Posted by - 2025.04.20,Sun
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Posted by watari - 2014.06.28,Sat
ぐるっとパスの期限2カ月で今週末が最後。今回はいろいろとまわることができました。またどこかで買う予定。

本日は2カ所。どちらも車で行ってきました。


『ボストン美術館-華麗なるジャポニスム展』@世田谷美術館

最近美術館で展示されることが多いような気がするジャポニスム。

私は美術展巡りを始めて、年が浅いのでよくわからないけれどいわゆる流行りモノの類なのかな?とりあえずモネの絵は見てみたいと思っていたので行ってみた。

世田谷美術館は電車でのアクセスが悪くて、車は無料駐車場があって便利。
ただ雨がかなり強く降っていたので初日だけど空いてるかな~と思っていたら、けっこうな混雑。特に高校生の社会科見学のようなことがあったようで、ずいぶんと制服姿が見受けられました。

展示内容としては、浮世絵から影響を受けた印象派美術作品を比較展示している感じ。よくよく見ると浮世絵ってホントにヘン。日本が鎖国していたから特殊進化した?という説明がよくされていますけれど、ホントにそーなのか?って、いつも疑問が残ります。

そうそう、クロード・モネ《ラ・ジャポネーズ(着物をまとうカミーユ・モネ)1876年》ですが、凄かったです。優れたモノは圧倒的な存在感を持っていますけれど、全然違っていたので驚きました。着物の金糸や武者の髪の表現が凄い。それにモネの奥さんカミースのあのよくわからない白痴的な天真爛漫な笑顔も良い。写真や画集や絵ハガキじゃあの存在感は出ていない。実物をしっかり見れたので良かったです。

ちなみに9月15日までということで、まだしばらく続きます。一見の価値はあると思います


『茨木のり子展』@世田谷文学館

世田谷美術館に続き、詩人の茨木のり子展に行ってきました。ちなみに世田谷文学館にも無料の駐車場あり。個人的に強烈な印象が残っている茨木氏の詩は超有名な「自分の感受性くらい」。

いつ読んでも頬っぺたを引っぱたかれたような感覚を覚えます。

最初の最初に読んだのは、中学1年の現国の最初の授業で藁半紙にコピーされて配られた時。その時以来、いろいろな現代詩を読んできたけれど、あれほどのインパクトのある詩はいまだかってない。それと同時にいまの年齢になっても心に響いてくる詩もないもんだ。

説教臭いわけではない。この詩は、詩人自らを律する言葉ばから。その力強さが心が響くのだと思う。

展示内容としては詩はもちろん、直筆の原稿用紙や手紙、愛用の品など様々なモノが展示されている。世田谷文学館は学芸員の質が良いのかよくわからないけれど、なかなか展示内容が濃くて良いのです。

世田谷美術館のジャポニスム展のような派手な展示物は無いのですが、個人的にはこちらのほうが印象が強い。ジャポニスム展が他人の庭が綺麗だな~と感心していることに対して、詩人茨木のり子展の場合、日本語の言葉が私自身の心に刺さってくるので響き方が違うのだ。

「Y」の箱なんてホント良かった。実物の強さ。壁に描かれた詩『急がなくてはなりません』も良かった。没後に出版されたという詩集「歳月」は読んでみたいと思いました。

ちなみに次回は日本SFのことのようなので、これも行ってみたい。
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