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ゆっくりでも止まらなければけっこう進む
Posted by - 2024.04.27,Sat
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Posted by watari - 2014.08.09,Sat
お盆休みの初日で、台風が来るか来ないか雨が降ってくるのか微妙な日。こんな日は車で行ける世田谷文学館がおすすめです。

というわけで「日本SF展」に行ってまいりました。監修は筒井康隆氏と豊田有恒氏ですので本気でございます。

先日の詩人「茨木のり子」展のときは、かなり混雑していたので、今回のSF展もお盆休みの初日だし、けっこう混んじゃうかな?と思っていたら、あまり人が来てない。茨木のり子に日本SFは完敗でございます。そーいうもんなんですかねぇ。ちなみに来てるのは明らかに、あぁSFモノですね、というような感じの方で、うちの嫁さんなんてけっこう浮いた感じに見えました。確かに嫁さん、SFは殆ど読まないもんなぁ。

若き頃の星新一氏、小松左京氏、手塚治虫氏、筒井康隆氏、真鍋博氏(SF関連のイラストレータの方)の日本SF第一世代の生原稿やら創作ノートやらが展示されていまして、見ていて鳥肌モノでした。

またイラストレーターの真鍋氏の原画も良かったです。星氏や筒井氏の文庫の表紙絵はこの方のイラストだったのですね。またこの方の文章も展示されていたのですがなかなか良い言葉でした。正確ではないですが、メモってきたので忘れないように書いておきます。

『未来は占ってはならない。未来は創るべきものなのだ』
『未来は、早くこいこいとのほほんと待つべきものではなく、自分でつかみ取りたい、実現させたい未来である』

ああ。日本SFの通底を流れる精神を感じます。

また筒井氏のメモや文章も非常に良かったです。私にとっては筒井氏は中学時代のアイドルで、むさぼるように読み耽って腹を抱えて笑っていまして、きっとSF小説初体験はあの頃だったなぁ、と思い出します。

SFを楽しんで読むには訓練が必要な気がするので、若いころに訓練とは思わず読み続けていたおかげで今でもSFを楽しむことができるのは非常に幸せなことだなぁと感じます。

まだまだ読んでいないSFの名作はいくらでもあるし、これからのSFにだって名作が生まれ出るに違いない。死ぬまでSFを楽しもうと思っております。
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