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Posted by - 2017.10.17,Tue
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Posted by watari - 2013.07.06,Sat
『虚人たち』読了。【☆☆☆☆】

筒井康隆氏の80年頃の作品。
 
久しぶりに筒井氏の小説を読もうと開いたところ、硬くなってしまったアタマでついていけずに一度置いて『笑犬樓よりの眺望』を読み終えたあとに再度読み始めた。
 
前衛小説。実験的な小説。
 
同じ筒井氏の「虚構船団」を中学の頃に読んで狂喜したときアタマの柔軟度が異なるため、なかなか同じような感覚にはならなかったが、やっぱり脳みそをグルグルと掻き回される感覚を覚える。ホントにこの方は天才だ。
 
内容は、実験小説ということで表現しがたい。
登場人物たちは、この小説の登場人物であることに対し、自覚的だ。
 
まるで芝居の登場人物を描いたドラマというか。
ただ違うのは、主人公は自分を知らない。鏡を見て、中年の男性と知り、家を歩き回ることで家族構成を知る。
 
 
小説の食事の描写さえも登場人物たちに疑問が持たれる。
なぜ小説に細やかな描写が必要なのか?ということは物語に奥行きを持たせるなどと言われるけれど、実はそれは作家のエゴで本来の物語には些細なことなのかもしれないと思わせてしまう。
 
虚構とは何か?
物語とは何か?
 
そんなことが考え抜かれて書かれた小説であると言えると思う。

ちなみにこの本は神保町の古本屋さんで購入したんだけど、そのなかに手書きのメモが入っていた。それを見て驚愕!!

博覧強記なツツイストか、それとも校正を趣味や勉強、生業にしていた人か。いずれにしても、こーいうものがたまに入ってたりするから、古本を買うのは面白い。本読みの底無しの奥深さを感じる。

変なことは書いていませんので、興味のある方は画像をクリックして一読を。。。

DSCF9513_1024.jpgDSCF9512_1024.jpg






 
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