『エコカー 世界大戦争の勝者は誰だ？』

『エコカー　世界大戦争の勝者は誰だ？』読了。【☆☆☆】

私も自動車業界の片隅で生きているのですが、昨今のエコ変化に関して波を受けています。もちろんその波は非常に厄介な場合も多いですが、チャンスの波でもあるわけで、それに翻弄されながら毎日を生活をしています。

ただ個人的に車にあまり興味がなく、自分の周囲の業務環境以外では情報がなかったので、勉強のつもりでたまたま図書館で見つけたこの本を借りて読んでみたわけです。

著者は世界を飛行機で駆け巡って非常に自動車業界のことが詳しい、という触れ込みでしたが、詳しいだけで文章は？な感じ。また、どうやらいろいろな場所で書いたものを1冊にしたものらしく、まとまりも思想もなくて読みづらいものでした。

もちろん知識として○○があったのだ、ということなどは理解することはできましたが、知りたかったことは一歩先のこと。
あやしげな啓蒙本のような「日本メーカーはイマは良いけど、これからは危ない！！」の連呼で正直興味のあるような話は少なかったです。そんなことは聞き飽きています。

個人的にはどのメーカーも自らの開発製品が最も優位であるといいつつ、いつでも変化できるように動いている印象です。技術的に優れていれば、それだけではいけない「何か」があるというのはわかっていますからね。生き残るためにどこも本気だということは確かです。