終わるまで始まり『ストロボ』

ゆっくりでも止まらなければけっこう進む

Posted by - 2024.04.26,Fri

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Posted by watari - 2006.02.08,Wed

『ストロボ』　読了。【☆☆☆☆☆】

真保裕一作品にはハズレは少ない。でも、なんだかまとまり過ぎていて、面白いながらもピンとこないことが多いのだけど今回はアタリ。良かった。

あるフリーカメラマンを一瞬の物語を５０代・４０代・３０代・２０代と逆送りに語っているのだが、この時間軸をさかのぼって展開する方法は効果抜群。

これが順送りの普通の小説だったら、あんまり印象に残らなかったかも。最後に２０代が語られるところが良かった。

読書ノート | Comments (2)

Comments

無題

もうちょっと、早く読了してくれたら、今日帰りに本屋で買ったのに・・・（笑）

真保裕一さんは確かに「ハズレは少ない」ですね。職業作家としては「コンスタントに読ませる」のは重要だと思います。ディック・フランシスさんみたいに貴重な作家さんです。
個人的には、ほとんど40点でも、たまに120点があるような作家さんも好きですけど・・・

Posted by ボケ老人 - 2006.02.09,Thu 20:56:48 / Edit

無題

確かに職業作家さんだと思います。なにを読んでもソコソコ楽しめますから。でも、いままでは微妙に私とは合わないような気がしていたのです。この作品読んで気に入ったので、もうちょっと他の作品にも手を付けてみようかと思ってます。

>たまに120点・・・
>
自分にとっての120点の作品は、他の人に勧めてもあんまり評判良くなかったりします（笑）大衆的ではなくなって個人的な作品だからこそ自分にとっての１２０点ホームラン級な作品となるのかもしれないなと思っています。

Posted by watari - 2006.02.09,Thu 22:07:47 / Edit