ゆっくりでも止まらなければけっこう進む
Posted by watari - 2010.03.24,Wed
『人間臨終図巻(1)』読了。【☆☆☆☆】
最近は通勤中の電車の中ででしか本を読まないのですが、天気の悪い週末に退屈さから読み始めたら止まらず、読んでしまいました。
ただ人の死に際の話が書かれている本なのだけど、これが不思議な魅力があります。山田風太郎氏の飄々とした文体なのか、それとも人の死があまりにも多彩だからか。
作家・政治家・音楽家・詩人・軍人・犯罪者にキリストまでいろいろな死が書かれていますが、最後は誰しも死を1人で迎え入れる。それは必然であり絶対であり、その死は自身には予知されない。
死が予知されたら人間は変わるだろうと山田氏自身の文章があるのだが、どう変わるのだろうかと考えてしまいました。
ちなみにいま私の年齢で亡くなった有名人は忠臣蔵の原因の浅野内匠頭。新撰組の近藤勇に土方歳三。「地球は青かった」のガガーリン。
第2・3巻と続きがあるのでそれにも期待。
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