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Posted by watari - 2013.11.23,Sat
『写実画のすごい世界』読了。【☆☆☆☆☆】

どこで知ったか忘れたけれど、写実画というモノがあるということを最近知って、一度観てみたいと思って調べてみた。千葉にあるホキ美術館という写実画専門の美術館があるらしい。ちなみに先日、開館3年目になったとのこと。

ただ電車でも車でも片道3時間近くでちょっと遠い・・・、ということで、いつか行くとしても、まずは図書館で本を借りてみよう!!ということで借りてきました。私の前に並んでいた予約者は5名くらいで借りるまで約2カ月。気になる方はやっぱり多いみたい。


写実画というと、リアルを追求した絵というのが簡単な説明。

近世ヨーロッパ時代には隆盛を究めたのだけど、写真の発明により、写実画の存在意義が問われ、日本の浮世絵などの影響を受けながら、印象派などの芸術運動に発展していった、というのがよく聞く美術史の話。

でも、いまの時代の写実画は、写真が当たり前の世界の中で、そこに存在感をもっている。

で、この本、文章での説明もあるんですけど、やっぱり圧巻はその絵。
日本人作家さんを中心に著名な作家さんの絵が載っているのですが、子どもっぽい言い方になりますが、スゴイ!!のです。


まずその絵を見て思うのは、これホントに絵なの?という疑問。
そして、どーやって書いたの?という2個目の疑問。シロウトの私にわかるハズもない

でも、それを過ぎれば、その絵の持つ何かに目を奪われました。画集のレベルでこれなんだから、実物みたらどーなんだ?と思うくらい。

副題が『限りなく「本物(リアル)」な女性たち』というわけでヌードもあるのですが、もう写真よりもリアルな気がしてしまう、不思議な感覚を持ちました。

特に感じるのは日本人の描いた、日本人女性モデルさんが描かれた絵、というのが響いてくるんだよなぁ。やはり日本人としてのリアルを揺らすのだと思います。

優れた絵というのは、そーいう見る側の感情を揺する力があるとは思いますが、もしかしたら、その女性の本質(のようなもの)まで写しだしているような錯覚を持たされるからかもしれません。

もちろん写真にだって、そーいう写真はあると思いますが、いまのデジタル時代になって、写真が、実はリアルではないということがわかってきだしたことも、写実画が話題になる一因なのかも。

とにかく、どこかのタイミングでホキ美術館に行かなきゃいけない、ということがよくわかりました。

アマゾン見てたら、最近こんな本も出てるんだ。
こちらの本はホキ美術館を見てからにしよう。

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