ゆっくりでも止まらなければけっこう進む
Posted by watari - 2010.05.19,Wed
逆説の日本史〈1〉読了。【☆☆☆☆】
副題は『封印された「倭」の謎』。
読むきっかけは先日読んだ『素子の読書あらかると』に載っていたから。以前から知っていたけど、長いし怪しいしでちょっと敬遠していたのですが、新井素子氏が読むなら。。。とちょっとミーハーな理由で読んでみた。
読んでみたところ確かに面白いし、着眼点は優れていると思うんだけど、決め付けや独善的なところがちょっと臭みが強い。正直、こーいう臭みが強い文章は嫌いなんだけど、内容的には興味があったのでけっこうサクサク読んでしまった。
「倭は環であり和になった」とか「卑弥呼は日巫女でありアマテラス」とか「出雲と大国主」は、あ~そ~いう解釈は面白いという部分があるんだけど、学説を勝手に論破(これも臭い言葉)したり、それを断定・確定してもらっても困ってしまう。
アプローチは面白いけど納得はできないなぁ。論理的なつもりかもしれないけれど、あくまでも主観的。小説であれば主観が主であることが正しいと思うけど、この場合はちょっと違うと思う。
でも、確かに「怨霊と言霊と穢れ」は現代の日本人にも色濃く残っている資質だとは思うし、あるひとつのフィクション(小説)として読めば興味はあるから次巻も読んでみる。というかいま読んでたりして。
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