ゆっくりでも止まらなければけっこう進む
Posted by watari - 2011.10.30,Sun
『鬼道の女王 卑弥呼(上・下)』読了。【☆☆☆☆】
中国では三国時代で曹操や劉備が争っていた頃。
日本では邪馬台国の卑弥呼の時代でした。
そのころの日本には文字で歴史を伝えることはありませんが、中国に残された文献「魏志倭人伝」等をベースに、作家の想像力を頼りに書かれた小説です。ちなみに教科書で習った「漢委奴國王印」の金印もそのころのこと。
物語の中心は卑弥呼。
もちろん詳細なデータは残っていませんので、完全なるフィクションですが、ベースにある歴史に矛盾の少なくなるように書かれており、飛躍もありますが、それはそれで非常に面白い。時代考証については、私自身がよく知らないということもありますが、小説の合間に読者にわかるように書かれており、しっかりと考えられているように感じました。
三国志を読んで中国の歴史は知っていても、そのころの日本のことを知らないということを実感しました。卑弥呼の時代を読むことで日本の根底を見るようで、なかなか良かったです。
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